2007年9月10日 (月)

シルクロードの調べ

先日、中央アジア5ヵ国大周遊の旅より帰国いたしました。

ヒワ 今回訪れたのは、カザフスタン・キルギス・ウズベキスタン・トルクメニスタン・タジキスタンの5カ国です。
あまり日本にいては馴染みのない地域ですが、かのアレキサンダー大王も、玄奘三蔵法師も、チンギスハーンも、ティムールも、ここの歴史を語る上で欠かせません。シルクロードのオアシスが連なり、多くの旅人も行き交った中央アジアは、紀元前から今に至るまで、洋の東西がせめぎあい、混ざり合う土地です。しかし一方で、○○スタン(○○の土地の意)という国名があらわすとおり、各国はそれぞれのアイデンティティーを大切にしています。

例えば、国境を越えるたびに車窓をいく景色は劇的に変り、人々の顔も、言葉も、歴史も、似ているようで同じではないのです。世界史や地理の授業では漠然と流れていった国々ですが、なんとも魅力あふれる国々なのです。

代表的なのが今回、旅の最後に訪れたウズベキスタンのサマルカンド。様々な色合いの青いタイルの建築群でご存知の方も多いでしょう。ティムール帝国の都サマルカンドでは、都の中心であったレギスタン広場で2年に一度、5日間だけ「東洋音楽祭」という祭典が開催されます。回を重ねるごとに参加国の数も増え、現在ではアジア各国はもちろんヨーロッパ、アフリカ、アメリカとほぼ世界中からの参加者達が伝統的な民族音楽を披露し、競います。

レギスタン広場にて 旅の最後の夜に、満月の下で行われた音楽祭の見学に行きました。残念ながら日本代表の講演を見ることは出来ませんでしたが、中国やサウジアラビアなど、様々な参加国の音楽を聴き、かつて、シルクロードに存在した王宮でも、同じように各地よりの音楽隊が自国の音楽を披露したのかしらと思いを馳せました。

21世紀になり、ラクダは荷を運ぶ役目を大型トラックに譲りましたが、今も、ここは洋の東西を繋ぐシルクロードのオアシスです。日本から来た私達が、イタリア人と一緒に、ウズベクの人々にもてなされ、祭の席ではロシア人と一緒にアラブの音楽を聴きました。

ユーラシア大陸の最深部に広がる国々へ、皆様も足を運んでみてはいかがでしょうか。

(山岸)

中央アジアのツアーはこちらから

|

アジア情報」カテゴリの記事

世界の歴史情報」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/221121/16405823

この記事へのトラックバック一覧です: シルクロードの調べ: