2007年10月15日 (月)

アイスランドと日本との関わり

Iceland1 秋のアイスランドより帰国致しました。アイスランドというと、雪と氷に覆われ何もない辺鄙な所とイメージされる方が多いかと思います。確かに世界最大の氷河がある位、多くの氷河がありますが、この国と切っても切れないのが火山です。

Iceland2 実は、アイスランドは大陸がのっているユーラシアプレートと北米プレートが生まれている所なのです!この国の海底はるか6,000メートルには大西洋中央海嶺という海底火山がありその山脈は北極海から始まり赤道を越えアフリカの南をも過ぎ、南極にも近い所まで延びているというものです。そして、この海嶺の山頂が海の上に出ているのが絶海の孤島アイスランドです。ユーラシアと北米の各プレートは年に約1センチづつ延びており、この国の面積を少しづつ広げています!ツアーではその二つのプレートの地溝帯(ギャウ)を訪れます。うっすらと雪を被った山々や、きらきら輝く川を見ながら地球の割れ目を歩いていると雄大な気分になり、人間は小さいものだと感じました。そこはシンクベトリル国立公園といって、一千年も前にヴァイキングによる民主的議会が世界で初めて開かれたということから世界遺産にも指定されています。 

 ところで、アイスランドで生まれたこの二つのプレートはどこに向かっていくのでしょうか。地球をぐるっと回って再び出会う所、それが私たちの日本です。日本列島の下でこれらのプレートがいくつかぶつかって、簡単に言うと地震が起こるそうです。はるか遠い国、アイスランド。しかし、同じ島国、火山国、うっとりするブルーの色が印象的な温泉につかりながら、豊かな自然の恵を満喫して二つの国の共通点を考えるのも、面白いですよ!

(帯津和美)

アイスランドのツアーはこちらから(アイスランドのツアーは例年2月頃発表します。)

|

西欧・南欧情報」カテゴリの記事

世界の自然情報」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アイスランドと日本との関わり: