本場のシロップ(カナダ)
根から吸い上げられた糖分の通るほんの一部の木の幹の下に穴をあけ、専用のアルミ製のトイを差込ます。1本の木から原液は1日約1リットルとれるそうです。しかしこの原液はほんの少し甘みが感じられるくらいのうすいもので、これを専用のかまにいれて煮詰めるのです。105度の温度が保たれるよう炉を調整してヘラでかきませ、40分の1になるまでという根気のいる作業です。このやり方というのは先住民からの知恵を受け継いで今日に至るのです。
実はシロップは取れた時期により味や風味が違うためカナダ政府が5段階の等級に分かれているんです。採取時期が早い順に透明度が高くなります。一般的にはNO,1ライトといのがあるのですが、その上に一番希少価値が高いエキストラライトというのがあります。これはなかなかお目にかかれないのですが、これを皆で探すのも面白いですね。
といいつつも日本に帰った今でもトーストにたっぷりシロップをかけてしまうのでした。
(森田弘美)
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