インドで金運祈願!
もともとは悪魔退治から凱旋してきた王子を、街中にランプを灯して迎えたことに起源を持つお祭りということで、昼にはマリーゴールドの花飾り、夜にはカラフルな電球で家や店がカラフルに飾られます。お世辞にも立派だとは言えない飾りつけですが、訪れる先々でみられるその風景には、インドの人々のお祭りに対する喜びと敬意が十分に感じられました。
さて、お祭り当日。街のあちこちから爆竹の音が聴こえ、すれ違う人々は旅行者の私達にも陽気に「ハッピーディワリー!」と声をかけてきてくれます。私たちはたまたま時間に余裕のある日がその日に当たったため、ベナレス市内のお店にお邪魔し、お祈りの場に参加させて頂きました。丁寧に飾られた祭壇の前で、神様に捧げるプレートを用意し、ひとりひとり祈りを捧げます。このお祭りは、富と商売繁盛のお祭りということで、「日経ダウが上がりますように~」、「新規事業がうまくいきますように~」など、それぞれに切実な?金運祈願を行いました。お祈りを一通り終えると、全員で外へ繰り出し、花火でお祭りを締めくくりました。
今回は「金運」を司る神様たちのお祭りでしたが、インドの多くの人々が信奉するヒンズー教には、その他にも個性的な神々がおり、また、各宗教、各地域のお祭りも盛んに行われるため、短い間でも何らかのお祭りに遭遇することがあります。インドのお祭りや記念日を調べて、ご旅行にでかけるのも面白いと思います。日本ではまず感じられないエネルギーを発する国、インド。きっと御利益も大きいはず!
(弥永 亜実)
| 固定リンク
「アジア情報」カテゴリの記事
- 地上からも上空からもヒマラヤ山脈とアンナプルナ山群を堪能!(ネパール)(2017.12.28)
- 酸っぱいけど甘辛い?カンボジアの「お漬け物」(2017.12.27)
- お釈迦様入滅の地、クシナガルへ(2017.12.15)
- ネパールの生きた女神、クマリにびっくり!(2017.10.20)
- 幸せの国ブータンに幸せを運んだ日本人がいた!(2017.09.07)
「世界のお祭り情報」カテゴリの記事
- モンゴルの国民的祭典、ナーダム祭(2017.08.09)
- チェスキークルムロフの“薔薇祭り”にて中世にタイムスリップしてきました!(2017.07.13)
- 一足早い夏祭り、リスボンで一番盛り上がる聖アントニオ祭(別名イワシ祭り)(2017.07.05)
- バラ摘み体験とパレードを堪能!カザンラクのバラ祭り(ブルガリア)(2017.07.04)
- 「中世の雰囲気を味わうことができるタリンの旧市街祭り!(バルト三国)」(2017.06.29)
「世界の宗教情報」カテゴリの記事
- ウズベキスタンの古代仏教都市テルメズ訪問。故加藤九祚先生の功績にも触れました。(2017.10.24)
- 多様性の中の統一(インドネシアの宗教観に触れる旅)(2016.11.08)
- ドイツでロマネスク探し(2016.11.02)
- ルーマニアの祝日、聖母マリア被昇天祭(2016.09.09)
- お釈迦様の誕生日に行われる、釜山・三光寺の提灯祭り(韓国)(2016.06.07)
「世界の文化情報」カテゴリの記事
- 技術の国で「大人の社会見学ツアー」開催!!(ドイツ) (2017.03.31)
- クリスマスに訪れた五島列島、心癒される教会群巡り(2016.01.08)
- 2000年もの時をかけて造られ、守られているフィリピン、ルソン島北部の棚田(2015.03.18)
- モンゴルの移動式住居「ゲル」(ユーラシア旅行社で行くモンゴルツアー)(2014.07.08)
- 次期世界遺産候補、ドンラム村を訪ねて(ユーラシア旅行社で行くベトナムツアー)(2014.03.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント