2007年11月 6日 (火)

天空列車で聖地ラサへ

Potala_palace_2

先日『青海チベット鉄道ハイライト』より戻りました。このツアーの目玉「青海チベット鉄道」。
 北京、蘭州、西寧、広州など中国各地から平均標高4,000mのチベット高原を越え、太陽の都ラサまでを繋いでいる世界最高所を通る天空列車です。今回、私達は青海省ゴルムドからラサ間の1,196kmを乗りました。

 標高2,800mのゴルムドからどんどん標高を上げていき、崑崙山脈、ココシリ自然保護区、ツォナ湖などを車窓から見ることが出来ます。そして列車は、世界最高所(列車が通る)唐古拉山駅を通過し、また徐々に高度を下げてラサへと向かいます。
 秋から冬にかけて空気がとても澄んでおり、今回、本当に素晴らしい天気に恵まれたのでより一層列車のい旅を楽しむことが出来ました。
 真っ青な空の中に映し出される数々の景色。崑崙山脈の最高峰である玉珠峰では、万年雪の白とのコントラストが綺麗です。ツォナ湖や長江源流のトト河では、水の青さと空の青さが見事なコラボレーションを作りとても美しく、また大草原に暮らす野生動物たちの姿は、雄大で見飽きることがない素晴らしい景色でした。
 列車は、多くのチベット族やラマ僧も乗車しているので、現地の人々の姿も垣間見ることができます。今回、ラサ到着の10分くらい前になると、巡礼を終えたチベット族の女性達が歓喜の歌を嬉しそうに歌っている姿を見かけました。現地の方の日常生活の姿や彼らとの交流も列車の旅ならではの楽しみの一つかと思います。
 チベットといえば、ポタラ宮。今回はラサでも天気に恵まれ、真っ青な空を背景とする白と紅のポタラ宮を見る事が出来ました。その光景は綺麗過ぎて、言葉も出ないくらいでした。
 ポタラ宮の頂上は富士山とほぼ同じ高さです。そこから見えるラサの町並み。堂々と聳え立つポラタ宮を含む数々のお寺の姿やその内部の装飾、五体投地での巡礼を行うチベット族の姿から、彼らの信仰心の篤さが伺え、日本での日常とは違うその世界を堪能することができました。
 天空列車と呼ばれる5つの世界一が自慢のチベット鉄道。太陽の都ラサに是非いらしてください!素晴らしい世界が待っています。

(深沢亜紀)

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コメント

良い写真ですねぇ~。お上手!

投稿: ハインリッヒ・原田 | 2007年11月 6日 (火) 21時11分

青い空ですね。

投稿: チベット | 2007年11月 9日 (金) 12時51分

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