2007年11月14日 (水)

仙人の魔法のような風景、中国仙境物語

Kozan_china_3  先日『仙境物語』より戻りました。このツアーの魅力は、何と言っても中国の世界遺産である張家界、黄山、武夷山を、一気に見て回れることです。
張家界の観光を終え、ツアーは黄山へ。岩肌を這うように生える松の木の風景が、果てしなく連なっています。まるで水墨画の中に飛び込んだかの様な錯覚に陥りました。
黄山が一番美しく輝くのは、朝日や、夕日に照らされる時です。今回のツアーでは、残念ながら雲に隠れ、朝日は見られなかったのですが、夕暮れ時のオレンジ色に染まる山々を見ることができました。

午後5時15分、ホテルを出発。約500段の階段を登り、夕日がよく見える「丹霞峰」へ。午後5時45分、丹霞峰着。10月中旬の黄山の日没は午後6時10分頃。円い夕日が見えるまでそこで待機です。
段々段々空がオレンジ色に変わってきました。それまではっきり見えていた岩峰や、不思議な枝ぶりの松の木が黒いシルエットに変わっていきます。その様子は、仙人が魔法をかけたのではと思うくらい、この世の物とは思えない美しさでした。
黄山は、四季折々、また天候により、色々な表情を見せてくれます。夏の新緑に包まれた山々は爽やかで、生命力に満ち溢れていますし、秋は針葉樹林の中に紅葉が点在し、緑と、赤や黄色の色彩のコントラストが絶妙です。
晴れの日は、凛と聳え立つ岩山の雄姿が楽しめますし、曇りの日の雲のベールに身を包んだ姿は、大変神秘的です。
まだ、黄山に足を運んだ事のない方は、是非一度、お越し下さい。幽玄な風景が、皆様の心を癒してくれること間違いありません。

(荒井千穂)

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