タイにてゾウの魅力再発見!
普段私たちが見ることができるゾウは、動物園で飼育されているゾウですが、このトレーニングキャンプではもっと生き生きとした様子がご覧頂けます。まずはエサやり体験。バナナやサトウキビを長い鼻で器用につかみます。そのうち近くの川にゾウが集まり一斉に水浴び。サッパリした後はショーステージで曲芸を披露。ハーモニカを吹いたり鼻をグルグル振り回したり、ゾウvsゾウのPK合戦やゾウvs人のダーツ対決(人間顔負けの挑発しあいにも注目!)、片足をあげて観客に挨拶したり一斉に寝転んでみせたりと、象使いたちとの息もピッタリ。特に素晴らしいのは、ゾウによるお絵描き。鼻の先に筆を持ち、大きな画板に絵を描いていきます。象使いが筆先の色を変えるのを手伝いながらの作業だけで、後は全て象が作っていくのです。絵を描くゾウは6頭いますが、それぞれ違った作品に仕上がります。完成した作品は驚くほど完成度が高く、すぐに展示され、気に入った作品があれば購入する事もできます。どれも秀作なのであっという間に完売してしまいました。もはやお絵描きのレベルを遥かに超えた芸術作品!私が手で描く絵より、ゾウが鼻で描いた絵の方が上手いとは…ゾウ画伯に完敗です。ちなみに2005年公開の邦画で、日本人初のゾウ使いの道を歩み、20歳で亡くなった青年の人生を描く感動の実話『星になった少年(主演柳楽優弥)』のロケもこのトレーニングキャンプで行われたそうです。
本ツアーでは少数民族の村を訪問し、ゾウに乗ってのトレッキングにもご案内させて頂きます。乗ってみて初めてわかる意外な事がたくさん!意外と高いゾウの目線、チクチクとした毛、ゾウ使いは耳の後ろを足で蹴ってゾウをコントロールしていたり、意外にも足は速いし、人を乗せたまま川だって泳いでしまいます。意外と良い乗り心地だったので、かつての王族の気分に浸ってしまいました。
ゾウは足を通して低周波をキャッチすることができるそうで、人間には聞こえないその低周波音を使用し会話しているんだとか。アジアゾウは使役動物として現地の人たちには移動手段として使われ、重いものを運ぶのにも利用されています。仏教やヒンドゥー教では神聖視され、人々の信仰もあつい動物です。非常に知的なゾウたちの興味深い生態、そのうち二足歩行できるくらい進化する日がくるかもしれませんね。
(村上 大嗣)
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