2008年1月 4日 (金)

ハニ族の努力の結晶・棚田(中国)

Tanada_genyo

12/22発雲南・北部ベトナム少数民族街道より帰国致しました。このコースの目玉のひとつである元陽の棚田についてご紹介したいと思います。

元陽は「霧の街」という別称もある程、霧の多い街です。なぜなら、朝晩の寒暖の差が大きく、棚田の水が蒸発して霧になるからです。
今回、夕方に訪れた時は、手前の方は晴れていて、夕日ですこし赤く染まった棚田が見えました。展望ポイントには、民族衣装を身にまとったハニ族の子供たちが集まってきて、プチ・国際交流と写真撮影会となりました。ほどなく、赤ちゃんをおんぶした女性たちも集まり、わいわいと盛り上がりましたが、女性たちの手には、ゆで卵が。しっかり商売をするつもりで集まってきたんですね。きっと、私たちが到着してがらあわてて茹でたのでしょう、卵はまだ熱々でした。
翌朝はあいにくの濃霧で午前中は全く棚田を見ることが出来ませんでしたが、午後には霧はさっぱりと晴れ、棚田の全景を眺めることができました。太陽の光がキラキラと棚田の水面に反射して輝いています。また、雲を映し出す棚田もあり、雲が風で流れるに従い、刻一刻と景色が変化していきました。一瞬の芸術を見逃さない様、食い入るように見つめるお客様の姿が印象的でした。
元陽の棚田はまもなく世界遺産に登録されるかも知れません。登録後は今まで以上に世界に名が知られるようになり、観光地化も進むでしょう。そうなる前に、是非一度、お出かけになってみませんか?

(添乗員:古橋 奈緒美)

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