2008年1月 9日 (水)

より、深く知るアンコールの旅(カンボジア)

Wat_nokor 「クメール文明を極める旅」より帰国致しました。
今回は上智大学学長である石澤良昭先生が4日間現地同行し、案内して下さる特別なコースでした。毎回、訪れる遺跡を変えながら今回で12回目となります。今回の見所はプノンペンに3連泊をして、通常のコースではなかなか訪れない遺跡を巡りました。

小さな、ボートに乗って到着したのはプノム・ダー遺跡。途中、ボートに水草が絡まり、それを船頭さんがかき分けて行ったりしてちょっとした冒険気分でした。遺跡は丘の上にあり、頂上には11世紀に建てられた巨大なレンガの祠堂が聳えています。インドの影響を受けたという6世紀の石造りの建物もあり僧が修行をしていたと考えられています。又、ここからは数々の彫像が発見され、それらは大変貴重であるため、プノンペンの国立博物館に保管されています。石澤先生には国立博物館内もご案内頂きました。先生のお話を伺っていると、その仏師がどんな気持ちで一つの石を彫り上げたのだろうか、と想像してしまうくらい、話にのめり込んでしまいました。
この他、弊社でも団体のお客様を初めてご案内したワット・ノコールも興味深かった遺跡です。12世紀の遺跡をそのまま現代のお寺の建物に組み入れており、カンボジアの人々がお参りに来て占いをしている姿が印象的でした。クメール文明が花開くアンコールへ至るまで都が移っていきましたが扶南の都アンコール・ボレイ、真臘の都サンボール・プレイクックを訪れたことでクメールの歴史の流れも石澤先生のお話でよく理解できました。

 毎回、石澤先生同行のコースはお客様に大変ご満足頂いております。それも、石澤先生がカンボジアとアンコール遺跡に深い愛情を持ち続け、多くの方々にアンコールの事を知って欲しいというお気持ちが皆様に感動を与えるからなのでしょう。より深みのある特別なアンコールの旅を次は是非、ご体験なさって下さい!

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