2008年2月21日 (木)

不思議な空間(シリア・ヨルダン)

Anman_3 先日、シリア・ヨルダンの添乗から帰って参りました。最近、あの薔薇色に輝くペトラを取り上げているテレビ番組などが非常に多く、行ってみたい!!と思われている方はきっと多くいらっしゃるはずです。そんなシリア・ヨルダンのコース。弊社では長年の大の人気コースとなっております。私が今回ご同行させて頂いたのは『薔薇色のペトラと巨大遺跡パルミラを訪ねる 9日間』。ツアータイトルにも入っているペトラとパルミラは言うまでもなく素晴らしい産物ですが、それ以外にもこちらのツアーには沢山の魅力がギュッと詰まっております。

Snow_3 今回はその中のひとつアンマンでのひと時を。9000年前の有史以前より人類が住み始めていた世界最古の町のひとつであるアンマンは、現在ではヨルダンの首都として発展は続け、経済や行政の中心となっております。ツアーでは城砦の周辺を中心とした観光をして頂きますが、今回は外が非常に寒かったからか観光が予定以上に早く終わったので、現地のガイドさんにもご協力を頂いて、ご希望の方と一緒にアンマンの町の中心の方へ散策に行ってみました。
 町へ出かけたのは丁度日が落ち始めたころ。町の中が少しずつ暗闇に変わっていくとともに、礼拝の時間を告げるアザーンがなり始め、ミナレットの緑が暗闇に彩りを加えていきます。彩りの中をあっちをみたりこっちを見たりしながら足を進める私たちと、額をこするようにしながらお祈りをするイスラム教徒の人たち。一見対照的な目的を持っているよう人間たちが全く違和感なしに溶け込んでいるその瞬間(空間)がとても不思議で、かつ美しく感じました。雨があがった後だったので、町がしっとりしていたから余計かもしれません。
 やはり旅行中はお天気がいいのが一番。太陽が出ているとそれだけで気分がよくなります。でも、時には雨や雪がこんな演出を加えてくれるのだと考えれば、それはそれでいい気がしてきます。
 …なんて言うのは、大雪で一部の日程をご案内できなかった今回のお客様に申し上げるのは大変申し訳ないのですが...。『大雪だから仕方ないよね』と大きなご理解を示して下さった今回のお客様には大変感謝しております。改めまして、本当にありがとうございました。

(添乗員:尾形美絵)

シリア・ヨルダンのツアーはこちらから

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