3つの顔をもつ麗江古都(中国)
先日「ぶらり麗江、古都滞在の旅 6日間」の添乗より帰国しました。麗江には約800年前の古都がそのまま残っています。お客様は想像以上に古都が大きいと驚いていました。石畳の道、瓦屋根の家々が広範囲に残っているのです。その当時からの石畳、道に沿って流れる小川、小川には橋がかかり、柳がありと、とても情緒豊かです。ちょっと裏道に入ると道が入り組んでいて、ところどころでナシ族の人が小川でお洗濯をしている場面などもみられます。このゆったりと流れる時間の中にいると本当に昔にタイムスリップをしたかのようです。
こんな街を歩くにはやはりゆっくりのんびりしたいもの。今回はツアー名の通り、ぶらりぶらりと、ゆったり滞在できたのがお客様にも好評でした。麗江は世界遺産にも登録されていて、観光客にもかなり人気の街です。ですので、昼間になると沢山の観光客で賑わいます。色々なお店も軒並み連なっていて、歩いていても飽きることがないのですが、私のおすすめは朝の古都です。
今回は麗江4連泊だったので、早朝、日の出前にご希望の方と一緒に散歩にでかけました。麗江の朝は昼間と全く違い、誰もいなくてとても静かです。静かにしっとりと日があけてきて、辺りはもやがかり、空気がさらに澄み切っているように感じます。そんな時間がこの古都にぴったりなのです。日が照るまでのわずかな時間ですが、私はこの時間が一番好きです。しかも、天気の良い朝には麗江の後ろにそびえる玉龍雪山に朝日があたり真っ赤になるのも見られます。本当に美しく、ナシ族の人々に聖なる山と呼ばれているのも納得です。早起きは三文以上の得です!!
朝、昼と観光したら、ぜひ夜も見て頂きたいです。夜になると家の前にかかる赤提灯に明かりが灯り、これがまた本当にきれいです。古都の中心である四方街の近くには沢山のレストランなどのお店もでき、人々で賑わっていて、そんな中を歩いていくのも楽しいですし、ちょっと奥の道に入り、月明かりの下、静かな夜の街を歩くのも雰囲気があります。
朝、昼、夜と全く違う印象を与える麗江。ずっとここに滞在していたいと思うほど、それぞれに魅力があります。皆様もゆったりのんびりとぶらり麗江をしに行きませんか。(川窪康葉)
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