2008年4月 1日 (火)

モアイ、モアイ、モアイ

Easter_island 先日「謎のイースター島探訪と魅惑のタヒチ 8日間」のツアーより帰国しました。“モアイ”と呼ばれる石像がある島として知られるイースター島は、今から300万年前~400万年前までの間の海中火山の噴火により形成された火山島。

本土のチリより約3600km離れた場所にあり交通の便もなかったので、なかなか足を踏み入れることが出来ず、現在でも謎に包まれた部分の多い神秘の島。
 島のいたる所で見ることの出来るモアイ達。その中で私の一番のお気に入りの場所、それはなんと言ってもラノララク!!モアイ製造工場と呼ばれる石切り場です。イースター島のモアイは全部で887体。そのうち村に運ばれたものは288体、途中で放棄されたモアイは92体。このラノララクには製造途中、又は運び出されるのを待っているモアイが397体いる。
西洋文明に接触するまで鉄を使用せず石を石で刻む地道な作業。10mのモアイを造るのに30人で1年はかかるという・・・目を閉じると黙々と働く当時の様子が伺える気がした。ある日パッタリ造るのをやめた島民達。ラノララクに取り残されたモアイは3分の1~2は地中に埋まってしまっている。自分が運びだされるのを今か今かと何百年も待ちながら、そしてこれからも待っているのだろう。モアイの目線の先には何が映っているのか?!そんなことを考えながら想像はつきない。
 このイースター島には伝説は沢山あるが何一つとして明確なものはない。だからこその魅力がここには詰まっているのだと思う。そんなイースター島に足を踏み入れてみてはいかがですか?

(岩間 裕子)

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