2008年5月 8日 (木)

名画の風景を感じて旅するフランス

Blogtemplate1 先日「フランス物語 15日間」のツアーより帰国致しました。
春の始まりで新緑の何とも言えない色が目に優しく映っていました。各地ではマロニエ(西洋栃の木)も白い花を咲かせていて、この時期ならではの風景を創り上げていました。
さて、この「フランス物語」は15日間でフランスを一周して頂き、毎日がハイライトと言っても過言ではない見どころの多いコースです。個性ある地方の村や歴史ある街、ローマ遺跡に中世の城、ワインと食事・・・魅力溢れるフランスですが、数々の名画を生んだ背景と画家達の存在も忘れてはなりません。このコースで訪れる街と関わりのある画家達をご紹介いたします。

旅の始まり、コート・ダジュール地方では高台にできた小さな鷲巣村、サンポール・ド・ヴァンスを訪れます。フランスに亡命し晩年をこの地方で過ごしたシャガールが愛した村で、細い石畳を進むと村の奥にはシャガールが愛妻ババと眠っている墓もあります。小さな村のちょっとした泉、古い教会やペタングという球技をするおじいさん達、まるで時が止まったかのような、そんな静かな村です。 Blogtemplate2
旅はプロヴァンス地方へ近づくとセザンヌが連作を描いた石灰岩の山、サン・ヴィクトワールが見えてきます。彼が生まれ育ったエクサン・プロヴァンスの街を歩いていると学んでいたという大学や何時間も居座ったというカフェも残っています。アトリエも訪問し、当時使われていた画材がそのまま置かれており、部屋の壁一面の大きな窓が印象的です。
プロヴァンスの明るい日差しを憧れの日本に似ているとして、移り住んで来たゴッホゆかりの地も数多くあります。すぐそばをローヌ川が流れる古都アルル、ゴーギャンとの共同生活が破れ、静養しながら多くの絵画を描いたサンポール・ド・モゾール修道院は現在も病院の施設を持っています。
印象派の代表的な画家で、日本でも大変人気があるモネ。ノルマンディーを訪ねるとモネの作品に出てくるような風景が広がっています。モネに野外で絵を描くことを勧めたブーダンの故郷オンフルールにはブーダンの作品を収めた美術館があり街の中心にある趣ある港では今も画家達がキャンバスを立てています。 Blogtemplate3
ジャンヌ・ダルクゆかりの街ルーアンでは、モネが連作として描いた大聖堂が堂々たる姿で存在しており、当時モネが大聖堂を描いたアトリエにもご案内しています。

旅の最後にはパリでオルセー美術館にご案内しております。これからの7、8、9月出発では「フランス物語」、「ブルターニュ・ノルマンディーの小さな町や村」にご参加の皆様にオルセーやオランジュリー、ルーブル美術館などパリ60ヵ所もの美術館、博物館の入場が無料となる「ミュージアム・パス」を特別にプレゼントしております。
ご旅行で実際に出会った風景を名作の中で是非、実際にご覧になって下さい。 (帯津)

フランスのツアーはこちら

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