2008年5月13日 (火)

春到来・マラムレシュ地方のイースター(ルーマニア)

Easter3 このたびルーマニア・ブルガリア物語~復活祭~17日間の添乗から帰国しました。今回はルーマニアのマラムレシュ地方の復活祭(イースター)を見てきました。
復活祭の朝、マラムレシュ地方のとある村にて復活祭のミサを拝見させてもらいました。教会に集まっている人はその地域の村人ばかり。服装は民族衣装で、お爺さん、お父さんの年齢の男性は先祖代々受け継がれる小さな可愛らしい帽子と手作りの羊の毛で作られたベスト、若い人は子供もスーツでビシっと着ていて、女性は老いも若きも可愛らしい赤頭巾ちゃんのようなスカートとスカーフの組み合わせ。Easter2みんな正装でした。ミサの行われる教会に行く前に、先祖のお墓にお参りをしていました。そして村人たちはミサが行われる教会にはパン・チーズ・卵・ケーキ・リンゴ・ワインなどが入った籠や袋を持ってきていました。それらは教会の入口の前にずらりと並べられていました。

復活祭ではミサのあと、司祭様がお香と聖水をこの食べ物が入った籠・袋に振りかけていきます。そのあとは村人は籠・袋を家に持ち帰り、その清められた食べ物はその日家族で食べる昼食に。復活祭の様子を眺めている私たちに村の人たちの興味津々の視線があったけれども、別に邪魔者扱いするでもなく、よそ者扱いするでもなく、自然に私たちを受け入れてくれる雰囲気。素敵な民族衣装に写真を撮っていいですか、というしぐさをすると「どうぞどうぞ」と快くポーズをとってくれました。Easter1マラムレシュ地方の人たちは「親切で礼儀正しく、働き者で男女共に力強い。そしてなにより“怒”が嫌い。だから人懐こく、よく笑う。」とガイドさんは説明しました。まさにその通りで、復活祭のときに教会で触れ合った人、木の教会巡りのとき、民家の写真ストップの際などに触れ合った人たちは、みんな笑顔で、現地の言葉でいっぱい話しかけてきてくれたり、はにかみながら写真に映ってくれたり、自宅に来なさい!と招いてくれたり、とにかく明るく、気持ちよく異邦の私たちに接してくれました。 
荷馬車が走り、のどかな自然の景色が広がり、人々は家の前に設置されているベンチに座って車や人々の往来を眺め、近所の人とおしゃべりを楽しむ。穏やかで、時間が止まっているかのようなマラムレシュ地方。このとき丁度春を迎えていてリンゴやアンズの花が満開に咲き誇っていて白い桜のような木々がなんともいえないような美しさでした。これからの素敵な新緑のルーマニアへの旅、是非ご検討を。
Easter6 (高橋 景子)
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