パプアニューギニアの人々
大小700以上の村々が点在するこの国では、それぞれの村で言葉を持ち、隣村の人と言葉が通じないという事も日常的な事。それだけに、同じ言語を話す者同士の結束もおのずと強くなるようです。
自分以外の「ワントーク」さしおいて、自分だけ裕福になるという考えなど、彼らには思いつきもしません。「ワントーク」が困っていたら、自分の財産を分け与えるという事が当たり前の考えになっていて、今でもその文化は続いています。
そんな結束で結ばれた村のワントーク達の見せてくれるダンスは、息もぴったり。それぞれの村で作った衣装や、独特のボディペイントで飾りたてたダンサー達が民族音楽に合わせて踊ったり、演技をしたり、見ているだけで心が躍ります。中には、踊りと呼ぶのを戸惑ってしまうような不気味なショーも行われています。
その踊りを見に来る子供達の笑顔も、この国の大きな魅力の一つです。
(吉田 雄祐)
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