2008年6月
2008年6月30日 (月)
2008年6月27日 (金)
北部イタリア中世都市、城塞のオルヴィエート
「イタリア大周遊 20日間」の後半はイタリアをローマ・フィレンツェ・ヴェネツィア・ミラノといったイタリアを代表する都市を中心に巡る「毎日がハイライト」の10日間になります。そしてイアリアの旅をより深く思い出深いものにしてくれるのが大都市の間に点在する中世都市です。
イタリアを旅していると小高い丘や山の上に町が作られているのをよく目にします。山の麓に広がる町や村の景色を見慣れた日本人にとってはとても不思議な風景に思えます。中世の時代、イタリアは数多くの「都市国家」が乱立する戦国時代でした。隣の町は別の国であり、いつ侵略してくるか分からない敵だったのです。そういった理由から町は要塞を兼ねる造りであることが求められ、山や丘の上に城砦状に発展していきました。
2008年6月26日 (木)
マテーラに見る南イタリアの光と影
「イタリア」と聞いて浮かぶイメージ・・・ローマの遺跡、フィレンツェのルネサンス芸術、ヴェネツィアの水上都市、青の洞窟・・・もっと広げてシチリアのマフィアにナポリの火山とポンペイ遺跡、北部のアルプス・・・。あらためて考えてみると、「イタリア」という国が持つイメージの多様さに驚かされます。それもそのはず、現在の「イタリア」が誕生したのは1861年のこと。中世以降のイタリアは都市国家の集まりであったり、外国勢力の支配下にあったりとそれぞれの地域が波乱万丈の歴史を歩んできました。それぞれの町が強烈に際立つ個性を持っているのもその歴史ゆえなのでしょう。そんなイタリアの様々な「個性」を一度に楽しみたい!という方にお勧めなのが「イタリア大周遊 20日間」のコースです。野花が美しい5月、イタリアは最高の「大周遊日和」でした。
2008年6月25日 (水)
チュニジアでローマ遺跡を満喫
先日、「チュニジア周遊10日間」より帰国致しました。毎日気温は30度近くまで上がりましたが、日本と違って湿気がなくからっとしていますし、また涼しい風も吹き抜け、とても過ごしやすい気候でした。
チュニジアは小さな国ですが、美しい地中海やサハラ砂漠、保存状態の良い数々のローマ遺跡、各地のメディナ(旧市街)と見所が沢山。移動中に車窓から見られる景色も、北部では一面の麦畑やひまわり畑、海沿いではオリーブの木々、南部ではラクダのいる荒涼とした大地と次々に変わっていき、飽きることがありません。また、今回の旅行中は北部での移動中、羊の群れに遭遇。犬に先導された沢山の羊達が道路を歩き、馬に乗った羊飼いの女性が追っている姿が印象的でした。
2008年6月24日 (火)
世界シェア80%、バラの産地(ブルガリア)
先日、「ルーマニア・ブルガリア物語」の旅より帰国しました。ブルガリアといえばヨーグルト!のイメージから一転、今や琴欧州の故郷としての知名度が上がってきたブルガリアですが、香油用バラの産地として世界的に有名です。
5月末から6月中旬にかけてピンク色のダマスクローズが咲き乱れるこの時期にユーラシア旅行社では“プライベートばら祭り”へご案内させて頂きました。
一般にバラ祭りといえば、バラの谷に位置するカザンラクで催されるものですが、この時期は観光客が殺到し、混雑します。混雑の中慌しくお祭りを見るのではなく、バラ摘みの季節到来の喜びをより近くで感じ、暖かなブルガリアの人々のもてなしをより楽しんで頂きたい…
そんな思いから今年企画させて頂きましたのがユーラシア旅行社の“プライベートバラ祭り”なのです。バラの谷には小さな村が点在していますが、私達のツアーではそのなかの『ロゾボ』村を訪れました。
2008年6月23日 (月)
2008年6月20日 (金)
2008年6月19日 (木)
2008年6月18日 (水)
2008年6月17日 (火)
トルコ~懐かしのサフランボル、魅惑の地イスタンブール
今回私は『トルコ自然・歴史遺産と古都サフランボルを訪ねる 12日間』のツアーに添乗させて頂きました。
『サフランボル』-昔サフランが群生していたことからこの地名がつけられました。オスマン帝国時代に最も栄えた隊商宿で100年~200年前に建てられた木造の家々が今も尚、その姿を残しています。1992年には世界遺産にも登録されました。『チャルシュ』と呼ばれる旧市街は全て歩いて回れるほど小さな場所です。パン屋、ロクム屋(トルコ名物のお菓子)が数軒、その他色とりどりのスカーフや雑貨のお店が並びます。そうそう、サフラン茶が飲めるのもこちらの町ならでは!黄色が色濃くでたこのお茶は、体質改善にも効果があるとか。この町の珍しいお土産物のひとつです。また古い民家を改装した味わいのあるホテルでのご宿泊もお楽しみいただけます。トルコの人々にとっても懐かしい昔ながらの町、サフランボルをお楽しみいただけるのは、ユーラシアの旅ならではです。
2008年6月16日 (月)
ここも中国?中国最西端カシュガルへ
この度「カシュガルから敦煌・楡林窟へ 15日間」より帰国しました。シルクロードの出発点西安より中国に入り、敦煌の莫高窟や楡林窟といったシルクロード仏教伝来の縁の地から、中国の西の果てカシュガルまで、中国のシルクロード部分を15日間かけて走破する旅です。
中国の大きさ・深さは自然と歴史と人です。今回のツアーではそれら全てを満喫する、欲張りな15日間でした。
まずは西安。中国の王朝がつぎつぎに都としたこの街は、今も中国内陸の一大都市です。縦横の道が整然と街を作り、十字に交わる大通りは、鐘楼を中心に華やかに賑わっていました。城壁の上を輪タクで移動。眼下に広がる西安の町は、懐かしさも垣間見られる素敵な景色が広がっていました。
敦煌では莫高窟・楡林窟。中国独特の色使い、線使いとともに、中央アジアやインドの影響も多分に見られる迫力の壁画群には、驚嘆のため息。歴史的にも中国中央からの影響の薄いこの辺りから、徐々に人々の顔も変わってきます。
そしていよいよ新疆ウイグル自治区。ホータンに着けばそこは外国!!(まあもともと中国も外国ですが・・・)すれ違う人は皆中国人らしからぬ顔立ちばかりですし、身を包む衣装も異国情緒たっぷり。街をふらつけば、ナンの香ばしい香りがして、色彩豊かな果物が街に鮮やかに彩を添えます。さらに、オアシスの出入口、ポプラの並木道をロバ車が通れば、なんと絵になることでしょう。
2008年6月13日 (金)
2008年6月12日 (木)
東欧の裏庭は大いなる歴史の揺りかご!(ベラルーシ・モルドバ・ウクライナ)
先月、激動の20世紀末をへて新しい道を歩みはじめた、ベラルーシ、ウクライナ、モルドバを訪ねてきました。ベラルーシの街道沿いはうす曇の空に菜の花の黄色の色がまぶしく目に飛び込んできましたが、ウクライナの黒海近くまで南下してくると今度はけしの花が可憐な赤い花を咲かせていました。季節は、16日間の旅の中で早春から初夏と駆け足で移り行きました。
今回訪問した地は、紀元前には秀逸な黄金装飾で知られるスキタイ人が草原を駆け抜け、10世紀にはキエフ・ルーシ王国が広大な領土を誇ったところ。しかしその後、穀物が豊かに実るこの「ヨーロッパのパン籠」では幾多の争乱の舞台となり、今世紀にいたるまで大国のはざまで苦難の道を歩んできました。
2008年6月11日 (水)
「まばゆい光溢れる南仏へ!」
この度、フランス物語15日間より帰国致しました。フランスといえば、まず思い浮かべるのはパリ。多彩な魅力にあふれた歴史・文化の都は、昔から人々を魅了してきました。しかし、フランスはパリだけではありません。個性的な地方の魅力も私たちの心をとらえます。とりわけ、甘く響くのが「南仏」という言葉ではないでしょうか。
南仏に魅了された人々の中には、数多くの作家や画家もいました。特に印象派の画家は南仏に引き寄せられ、ここに暮らした人々も少なくありません。刻々と変化する積み藁に当たる陽光を「連作」というかたちで追及し、後にジヴェルニーのアトリエで光と色彩表現の集大成「睡蓮」を制作したモネ、故郷エクサン・プロヴァンスで人物群像やサント・ヴィクトワール山をモチーフに、光のオブジェとして感覚的な色彩表現を追及したセザンヌ…。そして、言わずと知れた世界的な画家ゴッホも「日本の風景」を求めてアルルへとやって来たのでした。今回の旅では数多くの画家に出会いましたが、ここではゴッホをクローズアップしたいと思います。
2008年6月10日 (火)
トレドの聖体祭(スペイン)
先日、「華麗なるスペイン紀行」より戻りました。まさにスペインのハイライトを巡る決定版!といったツアーで、余すことなくその魅力を堪能して参りました。
今回の見所は、1年に1度外に持ち出される、「アルフェの聖体顕置台」と呼ばれる宝物を見物できるトレドの聖体祭。普段は大聖堂の宝物室に保管されている逸品で、ドイツ人エンリケ・デ・アルフエによって作られた金銀・宝石を散りばめた豪華なみこしです。本日は、その様子をご案内したいと思います。
「もしスペインでたった1日しか時間がなかったら、ためらわずにトレドを見よ」と言われる程、スペインの歴史と文化が凝縮された町。三方がタホ川の深い峡谷で守られている高台に位置し、大聖堂、数々の教会や尖塔が印象的な町並みを作っています。見る人に強烈な印象を与える都市のパノラマは『トレド風景』 という題名でエル・グレコよって描かれているほどです。
2008年6月 9日 (月)
ピクニック IN イラン
先日、「イラン歴史物語 15日間」のツアーより帰国致しました。
イランと言うと、宗教的、政治的なことを含めて難しい国とお考えになって、ご旅行することを敬遠されている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際に訪れてみると、イランの人々は親日的でかつ非常にフレンドリーであり、これほど居心地の良い国はないと思えるほど観光しやすいところでした。
そして面白いと思ったのが、彼らは皆ピクニックが好きなことでしょうか。たとえばあらゆる観光地に行くと、彼らは家族連れでテントを張って、バーベキューを楽しんだりしている光景をよく見かけました。また、イスファハンのイマーム広場へ夜景見学をしたときのこと、ここでも多くの家族や友人達がござを引いてお茶を飲んだりお菓子を食べるなどして楽しんでいました。前のケースも後のケースも、私たちがその様子を眺めていると、笑顔で手招きをして「こっちのおいで!」と誘ってきてくれ ました。
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2008年6月 6日 (金)
2008年6月 5日 (木)
2008年6月 4日 (水)
東北へ!
東北地方から戻ってまいりました。といっても日本の東北ではなく、中国の東北です。かつての満州といったほうが、ぴんと来る方も多いでしょう。
旅は、今や「北の香港」といわれる大連から。ここには日本時代の建物が多く残されています。昔、満州一の格式を誇った旧ヤマトホテルや昔の横浜正金銀行などが、当時の面影そのままに中山広場に面して建ち並んでいます。しかし、その向こうには真新しい超高層ビル群が!怒涛の発展を続ける中国パワーと重厚な昔の建築群が妙にマッチした不思議な空間となっていました。そして、この時期、忘れてはならないのがアカシアの花です。大連には「アカシア通り」なるものがあり、街路樹としてアカシアが植えられています。白い花の房が緑の葉からたわわに咲き誇っている様は可憐そのもの。まるでパリ?のような華やかさがありました。
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