2008年6月 6日 (金)

「黄金の環」スズダリへ(ロシア)

Suzudari2先日「ロシアの原風景、黄金の環と二大帝都」9日間の旅から戻って参りました。
ツアータイトルにもなっている「黄金の環」とは中世の姿を今なお留める古都群のこと。その中心都市のひとつにスズダリがあります。

Suzudari

この時期のスズダリは日本より若干涼しく、17℃~18℃ほど。見渡す限りタンポポの咲く緑の草原が続き、遥か彼方に地平線が。からっとした爽やかな風が草原を揺らし、それに合わせて小池に住むガマガエルがところどころで合唱します。時がゆったりと流れるのどかな田園風景の中、ウラジミールの駅へ続くシベリヤ鉄道の線路をまたぎ白樺の木々の間をぬって、美しい湖をたたえたポクロフ・ナ・ネルリ教会へ歩きます。この道は、カメンカ川の氾濫によりしばしば水没してしまうそう。しかし、不思議とこの教会内には水は一滴も入らないのだとか。
 Suzudari3 華美な装飾のない清楚な白壁に、ロシア建築の特徴でもあるたまねぎ型グレーのドームが周囲の緑とマッチした絵のような教会。そよ風以外に水面を騒がすことのない静かな湖。ここでは中世のまま時が止まっているようです。まさにロシアの原風景。都会の喧騒を離れ、静かな時の流れに身を委ねてみてはいかがでしょうか。
(川人麻未)
ロシアのツアーはこちら

|

世界の自然情報」カテゴリの記事

世界の宗教情報」カテゴリの記事

中欧・東欧情報」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。