中世にタイムスリップ!チェスキー・クルムロフの薔薇祭(チェコ)
春から秋まで、いつ訪れてもその時々の魅力を満喫できる国々です。
今回はハンガリーの南の地方で一面のひまわり畑を目にする事ができました。広い、緑の大地に突然、真黄色のひまわり畑が目に飛び込んできた時には思わず歓声があがりました。
そしてチェコでは「チェスキークルムロフの薔薇祭」で大変盛り上がりました。
チェスキークルムロフはチェコ、南ボヘミア地方のブルタヴァ(モルダウ)川沿岸にたたずむ小さな町です。
13世紀にお城が築かれ、14世紀には大貴族ロジェンベルク家によって繁栄してゆきました。
チェスキークルムロフの町が繁栄した栄光の中世を再現し、ロジェンベルク家の紋章の5弁の赤い薔薇をとって「薔薇祭」としたのがこのお祭です。
私達が町の入口に到着するとさっそく中世の騎士に遭遇!!
お祭の期間中、周辺の町の人々も貴族やお姫様、農民などの姿に変身してチェスキークルムロフの町に集まります。
現代の車から中世の騎士が登場した時はやや違和感がありましたが、ブルタヴァ河にかかる木造の橋を渡って中世の街並みの小路を進んでゆくと、いつの間にか建物を見ても人々を見ても、右を見ても左も見ても中世そのもの。私たちはまるで時空を越えて未来から迷い込んでしまった日本人旅行者のようでした。。。
午後、曲がりくねって2本になったブルタヴァ河の幅が一番狭くなる橋の上で、お祭のメインとなるコスチュームパレードがスタートしました。
友達同士、若いカップル、子供やおじいちゃんおばあちゃんまで中世の町の住人に変身して大行進です。私たちも、可愛らしい、そして煌びやかな中世の人々や衣装にうっとりしながらパレードの後を追って歩きました。
お城の観光も中世の貴婦人に案内してもらい、朝から晩までどっぷりと中世のチェスキークルムロフを満喫しました。
いつものチェスキークルムロフもとっても可愛らしい、素敵な町ですが、一年一度のこのお祭もとっても見ごたえのあるものでした。
皆様も是非チェスキークルムロフの薔薇祭でタイムスリップを経験してみてください。
(関根 三恵子)
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