2008年7月23日 (水)

「時の流れ」を忘れさせる、ホロンバイル草原(中国・内蒙古自治区)

Photo01080723_3先日、「ハルピンから満洲里へ ~ホロンバイル草原を駈ける~ 9日間」より帰国しました。
鉄道を利用しながらの中国東北部の旅。そのルートは、1930~40年代、満洲国の統治下にあり、多くの日本人が居住した場所でもあります。ツアーでは、旧日本軍が戦時中に築いた要塞跡など、日本から遥か離れた場所に残る日本人ゆかりの場所も訪ねてゆきました。

しかしながら、この地域本来の魅力は、まず何よりも、雄大な自然と言えるでしょう。特に内蒙古自治区のホロンバイル草原の美しさは特筆すべきものです。モンゴル本国(外蒙古)にひけを取らない、むしろ、それ以上のスケールと手つかずの美しさを味わえる場所です。

ツアー3日目の夜、チチハル駅から寝台車に乗り込み、車内で一眠り。チチハル駅を出発してから9時間ほどたち、朝、目覚めると、車窓にホロンバイル草原が広がっていました。内蒙古自治区の最北端の町、満洲里(まんしゅうり)までは、あと2時間。ハイラル駅~満洲里駅間の車窓に広がるのどかな大草原、馬や羊、遊牧民の移動式住居を目にすると、そこが中国であることを忘れてしまいます。列車内に吹き込んでくる朝の冷たい風、線路を走る列車の音が、バスの旅とは異なる情緒を味合わせてくれます。気分はまさに「世界の車窓から♪♪(テレビ番組)」です。
 
ツアー5、6日目にはホロンバイル草原をバスで駈け抜けます。私たちは、風向明媚な景色で知られる金帳汗(きぷちゃくはん)蒙古部落を訪ねました。そこはなだらかな丘陵地帯(草原)が続き、草原の真ん中に、緩やかに蛇行した川が流れています。水を求めてやってくる数えきれないほどの馬や羊たち・・・。草原では水のある場所に動物たちが集まります。まさに、緑と動物たちが織りなす「絵に描いたような楽園」という言葉がぴったりです。さらに、ツーリスト用キャンプでモンゴル相撲を見たり、モンゴル族の伝統的な楽器「馬頭琴(ばとうきん)」の演奏を聴いたりしながら、内蒙古の伝統にも触れました。Photo02080723_3
 
私が感じる草原の良さとは、草原にいると、「知らず知らずのうちに時間の流れを忘れ、自分が無になれること」です。それは、世界一、時間に正確で、時間に追われることが当たり前となった日本の生活と対極にあり、日本では決して手に入れることができないものでもあります。
草原で体験できる最高の瞬間であり、ホロンバイル草原はそうした「空っぽの状態」がとても心地よく感じられる場所です。(栗山)

ホロンバイル草原、満洲里を訪ねるツアーはこちら

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