2008年7月17日 (木)

異色のシルクロード、黄土高原と知られざる石窟たち(中国)

Photo01080717_2 この度「黄土高原の風情と石窟を極める 11 日間」より帰国しました。 
黄土高原地帯として有名な陝西省、甘粛省をぐるっとバスで一回りし、黄土高原の荘厳さ、雄大さをたっぷり味わって頂き、かつその気候・風土に育ち、根付いた「石窟」や「ヤオトン」といった文化・風俗をご堪能頂くツアーです。

西安から出発し、一路中国共産党縁の地「延安」へ。バスを走らせればそこは全て黄土。黄土層の壁面を見ればなにやら黒い影があちこちに。この黒い影こそ、まさしく洞窟住居「ヤオトン」です。夏は涼しく・冬は暖かい。そんな洞窟住宅は、今もなお、改良が重ねられ、居住する人がいるのです。

黄土高原といえば、「荒涼とした植物の育たない不毛な土地」といったイメージをもたれる人も多いかと思います。 ところが、もともとは森林豊かな肥沃な大地だったのです。 度重なる戦争などの人工的な森林破壊により、元来養分をとどめにくい土壌である黄土地帯は、雨水による養分の流出を加速させ、自然と植物の育ちにくい土地に変わってしまいました。
荒涼とした黄土高原に立ち尽くし、そんな歴史に思いを馳せ、緑の鬱蒼と茂る森を想像しながら眺める黄土高原もまた魅力的です。
それでも、最近ではNGOなどの協力により、政府が黄土高原の緑化を推進しており、至るところで緑のある黄土高原もご覧いただくことができました。 Photo02080717_2
そして、固原から蘭州の間で見られる景色は雄大そのもの。遙か彼方まで続く黄土高原に広がる段々畑。人の手によって作られた景色でありながら、人と環境が一緒に作り出した雄大なる自然の風景、といわざるをえません。  

黄土高原の雄大な自然のみならず、他ではなかなかご案内できない石窟の数々もご覧頂く少し異色の今回の旅。黄土高原と石窟を極めるなら、まさにこの旅。魅惑の石窟文化と黄土高原を一緒に極めに行きませんか。 (山岡)

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