2008年8月18日 (月)

知られざる大遺跡、ジェラシュ

Jerash 先日、「薔薇色のペトラと、巨大遺跡パルミラを訪ねる旅 9日間」より帰国いたしました。帰国後に改めて驚かされたことは、日本の蒸し暑さです。シリア・ヨルダン共に日差しが強くて暑い!というイメージがありますが、実際に行ってみると、日差しは強いものの、湿気がないので汗がベタベタする事も無く日陰はかなり爽やかな空気で過ごすことができました。
 

 毎日が見所満載のこのツアー、多くのローマ遺跡をご案内いたしました。中でもいち押しの遺跡が、シリアの国境からもそんなに離れていない、ヨルダンのジェラシュ大遺跡です。
 ジェラシュ遺跡は、ヨルダンでは、ペトラに次ぐ巨大な遺跡で、ヨルダンの隠れた見所でもあるのです。
 ジェラシュは古代ローマ時代に造られたデカポリスの1つで、街の様子が他のどこよりもより完全に近い形で残されています。8世紀にあった地震のせいで、ジェラシュは廃墟と化し、土の中に埋もれてしまいました。それが逆に、風化を免れ、今日にまで往年の姿を残すことになりました。そのため、ジェラシュは「中東のポンペイ」とも呼ばれることもあります。19世紀にあるドイツ人に発見されるまでは、ジェラシュは忘れ去られた街でした。
 遺跡の入口には、ハドリアヌスが訪れたときの記念として建立された凱旋門があります。柱にはアカンサスの彫刻が施されているコリント様式ですが、珍しいことに柱の下の部分にもアカンサスの彫刻が施されているのです。
 門をくぐって歩いていくと、競馬・戦車競技場があり、きれいに整備されています。朽ちた石積みにかつての面影がしのばれます。さらに歩いていくと南門があり、ここから見学が始まるメインゲートになります。かつて市場として使われていたというスペースを抜け、フォーラムと呼ばれる広場へ。ここは1世紀に造られたといわれていて、美しい柱が並んでいる均整の取れた美しい広場です、ここは渦巻きの彫刻が施されているイオニア式の柱が並んでいます。
 フォーラムからゼウス神殿、南劇場へと向かう通路。まだまだ遺跡の発掘、修復作業が行われています。
 約3000人収容の南劇場に到着すると、バグパイプを吹きながら陽気に演奏をする人達に会いました。観光客を楽しませてくれると同時に、音響効果の優れていることを教えてくれます。観客席の最下部に窪みがあり、音の反射を生かし、素晴らしい音響効果を楽しむことができます。
 劇場の上部から、アルテミス神殿を望むことができ、ここからは10分かからずいける距離で、また、多くのビザンティン時代の教会や神殿を見ることも出来るので、散策の時間に各自でご覧頂きました。まだまだ修復中のところもたくさんあり、これから脚光を浴びる遺跡も出てくるのではととても楽しみです。
 なんでここは世界遺産になっていないんだろう、という声も多数あがったくらい、規模も保存状態も素晴らしいものでした。皆様も是非、このジェラシュ遺跡をご自身の足で散策してみませんか。(佐々木恵子)

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コメント

 佐々木さん、旅の間は大変お世話になりました。集合写真も届きました。ありがとうございます。
 ペトラでは、少しでも涼しい午前中にエドディルまで上がってしまったこと、今思うとナイス判断でしたね!!放牧されているラクダ達に偶然遭遇したときも臨機応変にバスをとめていただき思わぬ写真タイムになりましたね。
 1人参加だった私は、佐々木さんにたくさんの写真を撮っていただきました。今それらの写真を見ながら、自分は本当にシリア・ヨルダンまで行ってきたんだなあ、夢のようだったなあと思っています。
 またいつか、ごいっしょできたらと思っています♪

投稿: 中嶋 美香 | 2008年8月26日 (火) 18時11分

中嶋美香様
返信遅くなってしまい、申し訳ございません。
私の方こそ、ツアー中大変お世話になりました。いつも笑顔がステキだなあと思いながら写真を撮らせていただいてました。確かにラクダの群れに会えたことはとてもラッキーでしたね。ツアー中、中嶋様の行動力・笑顔に私もたくさんの元気をいただきました。ありがとうございました。
またいつかツアーでお会いできるのを楽しみにしております!

投稿: 佐々木 | 2008年9月 2日 (火) 16時04分

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