2008年9月 5日 (金)

生命の渦巻き、北部オーストラリア

Bungle_bungle 今回『北西部オーストラリア三大ハイライトへ』8日間のツアーより帰国しました。黒とオレンジのシマシマ模様のビーハイブがひしめくバングル・バングル国立公園(プヌルル)のハイキングで汗を流したり、キャサリンの渓谷クルーズで涼を得たりと、8日間のツアーでも北部の多彩な魅力を堪能する旅でした。

一年に7つの季節があると言われる北部オーストラリアは、めまぐるしく変わる大自然に育まれた荒々しい赤茶けた太古の大地と、瑞々しい生命の営みと出会えるところです。今回の旅で、もっとも印象的だったのがカカドゥ国立公園です。

Kakadu 野鳥の聖地とも呼ばれるカカドゥきっての野鳥観察スポット、イエローウォーターでは、乾季の真っ只中だった今回は、とりわけ数多くの鳥たちと出会うことができました。
およそ2時間のクルーズで、カモや鷺、鵜、コウノトリの仲間や鷲、翡翠などなど…固有種も多く、また、夕焼けに向かって移り変わる空と穏やかな水面とを背景にして佇む姿に、小さなクルーズ船は右に左にと大忙しでした。

Nourlangie_rock また、バングル・バングルやカカドゥのある、大陸の北部には(未だ白人社会との間に数多くの問題を抱えながらも)多くのアボリジニーの人たちが生活しています。狩猟の人々、跳ね回るワラビー、精霊、ライフル、ブーメラン…カカドゥの岩岩に残る、生き生きとしたドリーミング(岩絵)には彼らのドリームタイム(神話と歴史と英知)が隠され、現代アートとして触れる作品にも、強いエネルギーを感じました。

この、アボリジニーのドリーミングで渦巻きや波紋は水や泉を示します。
日本の四国に匹敵する面積のカカドゥ国立公園では、雨雲から大地を潤すスコールが降り注ぎ、池を満たし、川を流れて水は太平洋へと至ります。
河口までを含む国立公園は、水の循環を包み込み、その循環の中で繰り返される生命の営みを、彼らのドリーミングに見出した気もしました。

地球のダイナミックな時間の流れと、連綿と繰り返す命の多様な表現とに出会う北西部オーストラリアは、間もなく長い雨季に入ります。
この雨が大地を潤し、また晴天が戻る頃、是非、この奇跡のような大地を訪れて下さい。(山岸青霞)

オーストラリアのツアーはこちらから
(北西オーストラリアのツアーは、例年6~9月のみの設定です。)

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