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2008年10月

2008年10月31日 (金)

天才画家カラヴァッジョの足跡をたどる

Caravaggio_mathews この度「カラヴァッジョの道」のツアーより帰国しました。このツアーは弊社企画ツアーの中でも特徴のある内容で、17世紀初頭に活躍した天才画家カラヴァッジョの足跡を辿りながら絵画を鑑賞することを目的としたツアーでした。

カラヴァッジョの生誕地はミラノの近郊ですが、残されている作品の多いローマからツアーは始まりました。ローマで事件を起こしたカラヴァッジョは、ナポリへ逃れ、その後はマルタ、シチリアへと逃亡生活を続け、行く先々で作品を残しました。現代の交通手段の都合でシチリアとマルタの順番が入れ替わっているものの、今回の旅ではローマからナポリ、メッシーナ、シラクーサ、そしてマルタを巡りました。カラヴァッジョの足跡を辿ることで、彼の心中を感じながら偉大なる作品を鑑賞することができました。
 

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2008年10月30日 (木)

砂漠の下にある意外なもの・・・リビアの国家プロジェクト視察記

Gmr  「サハラのオアシス・ガダメスとリビア探訪 12日間」のツアーより帰国しました。北アフリカに位置するリビアはこの秋でも陽射しが強く、日中の最高気温は30℃近くまであがりますが、カラッとしていて観光にはちょうど良い気候でした。今回の旅の前半では地中海沿岸部に沿って点在するギリシア・ローマの巨大遺跡を歩き、後半は南下して幻想的なサハラ砂漠を体験してきました。
 ところで、リビアは国土の90%以上を砂漠が占めているのをご存知でしょうか?地域によっては海岸のすぐ傍まで砂漠が迫っています。このリビアの広大な砂漠の地下には石油と共に、ある驚くべき、意外なものが眠っているのです。
 
 それは巨大な地底湖です。
 しかも太古の昔から長い年月をかけて貯まっているので「化石水」と呼ばれています。実は、この膨大な化石水を汲み上げて、巨大パイプで地中海沿岸部までひき、緑豊かな農地を広げようという驚くべき壮大な計画(GREAT MAN MADE RIVER,略してGMR)が指導者カダフィさんによって実行されており、しかも工事も終盤を迎えているというのです。サハラ砂漠に向かう移動中に工事現場を視察してきました。

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2008年10月29日 (水)

アドリア海の恵と美しき紅葉、充実のスロヴェニア、クロアチア、ボスニアヘルツェゴビナ3ヶ国周遊の旅

Dvb この度「スロヴェニア・クロアチア周遊とボスニア・ヘルツェゴビナ 13日間」の旅より帰国致しました。
この3ヶ国は合わせても日本の3分の1ほどの面積ですが、それぞれの都市にぎっしり見所がつまっていて、独自の魅力に毎日飽きる事がありません。
ポレッチ・プーラなどのイストラ半島の街、ダルマチア地方のスプリット・トロギル、そして「アドリア海の真珠」ドブロブニクなどのアドリア海沿岸の都市は、海からの爽やかな風が吹き、明るい太陽に照らされ、まるで初夏のような陽気でした。石畳を歩き、古代ローマの遺跡や中世初期のロマネスク教会、オーストリア・ハンガリー帝国統治時代の建物などを見学しながら中世の人々の生活に思いを馳せます。観光後のバスの移動中も寝てはいられません。海岸線沿いを走るバスの車窓から外を除けば、アドリア海の揺らめく水面がいつでもキラキラと輝いています。

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2008年10月28日 (火)

動物達が生み出すドラマと出会う旅

Photo  先日、「ケニア・タンザニア周遊とキリマンジャロ、樹上ホテル10日間」の旅より帰国致しました。
 今回のツアーはサファリづくし!動物達の活動がより多い明け方・夕方の時間帯にそれぞれ約2時間ほどのサファリをお楽しみいただきました。やはり出会ってみたい動物といえば、「ビッグファイブ」と呼ばれる動物達。ライオン・ゾウ・サイ・ヒョウ・バッファローのことを指し、サバンナの人気者です。すべてと出会いたい!という気持ちもありますが、なにぶん自然に生きる彼らのことを思えばなかなか思うようにはいかないこともあります。それゆえに、皆様が心待ちにしていた動物達に出会えたときの感動・喜びはひとしおでした。
 今回のツアー中に出会えたのはライオン・ゾウ・バッファロー。偶然にも、最近はなかなか出会えないヒョウに出会えた方もいらっしゃいました。ビッグファイブではありませんが、とても人気があったのはキリンです。サバンナにスッと立ちつくす姿、長い足で優雅に歩く姿は「美しい!」の一言でした。

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2008年10月27日 (月)

秋の九寨溝・黄龍に行ってきました!(中国)

Koryu 去る5月に発生した四川省大地震の影響が心配された九寨溝・黄龍。8月から既に国内外の観光客に開放されていましたが、実際にどうなっているのか少しの不安を抱えて出発しました。
今回の旅では西安から一気に飛行機で九寨溝に入ります。天気は快晴。山間の空港に近づくにつれ、白銀に輝く鋭い岩山の連なりが眼下に現れました。その瞬間、機内には「お~っ」という歓声が。いよいよ中国奥地にきたという気持ちが高まります。

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2008年10月24日 (金)

トランブランの紅葉に魅せられて(カナダ)

Monttremblan  先日、「紅葉のカナダ、シャトーホテルとモン・トランブランの休日 8日間」のツアーより帰国致しました。今回のツアーは、ナイアガラフォールズ~カナダの首都のオタワ~ローレンシャン高原のモン・トランブランまでのメープル街道を北上して行くコースです。

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2008年10月23日 (木)

秋の巡礼路(スペイン・フランス)

Pilgrimage 先日「ル・ピュイから聖地サンティアゴへ」12日間から帰国しました。近年再び注目を集めている聖地サンティアゴ巡礼ですが、今回の出発点はフランスのル・ピュイから。巡礼は約1,600㎞を通常2ヶ月から2ヶ月半かけて歩く長~い道のり。今回のツアーでは主に数ある巡礼路の中、「ル・ピュイの道」を中心に途中巡礼ハイキングもしつつ聖地サンティアゴ・デ・コンポステラを目指すツアーです。

今回の季節は黄葉の真っ只中!2日目にリヨンからル・ピュイへ行く道中から、辺りの自然は色付き、美しい景色は最後のサンティアゴまで続くことに。やはり黄葉はヨーロッパの醍醐味でもあると再確認しつつ、南西フランスと北スペインの自然美に感謝の耐えない日程となりました。

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2008年10月22日 (水)

「何もない」を楽しむサハラ砂漠での体験(リビア)

Libya_camp 先日、10月11日出発「リビアの神髄 10日間」の旅より帰国いたしました。リビアといえば、カダフィ大佐、緑の書、などがキーワードでしょうか。ここは現在観光地化が進んでおりますが、多くの人が押し寄せてくる前に是非とも訪れて頂きたい国です。このツアー、リビア出身のローマ皇帝、セプテミウス・セウェルス帝が造ったレプティス・マグナや地中海沿いのサブラタ遺跡、そして砂漠でのテント泊がみどころです。

 そんな今回のツアーの醍醐味のひとつ、「何もないこと」を味わう、砂漠でのテント泊についてご紹介したいと思います。

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2008年10月21日 (火)

黄金の秋、ショパンの故郷を訪ねて(ポーランド)

003 国土のうち標高300m以下の土地が約90%の平原の国、ポーランド。北海道の北に位置するカムチャツカ半島と同緯度の為10月が黄葉のシーズンです。ポーランドを含む所謂中欧ヨーロッパでは多くの葉が黄色く色付きます。ポーランドはその黄葉の素晴らしさから「黄金の秋」と称えられますが、今回の訪問はまさに黄葉のピーク!はらはらと舞い落ちる葉の美しさに、思わず溜息が出てしまいます。

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2008年10月20日 (月)

6047キロのカナダ大陸横断鉄道の旅

  先日「カナダ横断鉄道大紀行18日間」のツアーから帰国致しました。東部カナダの短い紅葉の時期に合わせた出発日限定のツアーで、東はプリンスエドワード島から全て陸路で大陸を横断し、バンクーバー島のビクトリアまで列車で移動する旅でした。

Viarail2 日本の27倍の面積があるカナダ。

時差もカナダで6つの時間帯に別れています。

人口はたった3000万強。

毎日、明るい人々に囲まれてゴトゴト列車で揺られながら進んで行きました。

「オールアボードー!」(皆さん乗車して下さーい)

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2008年10月17日 (金)

ミャンマー最大のお祭り、筏祭りを満喫!

 004 先日、<筏祭り>ミャンマー大周遊12日間より帰国致しました。
 日本人ジャーナリスト長井氏が射殺された1年前の事件、更には今年5月のサイクロン以降、良くないイメージばかりが付きまとうミャンマーですが、ミャンマーは今、人々の生活も、観光地の活気も、着実に以前の姿を取り戻しつつありました。世界三大仏教遺跡バガンや、落ちそうで落ちないチャイテーヨパゴタ、2000年に外国人の観光が解禁されたばかりの知られざるカッグ遺跡など、見どころは尽きませんが、今回のツアーの目玉は、何と言っても、ミャンマー最大のお祭り「筏祭り」です。

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2008年10月16日 (木)

日本が大好き!ウズベキスタンで歴史と人にふれた旅

Cotton_field先日、「ウズベキスタン周遊、歴史と人にふれる旅 9日間」より帰国致しました。今、ウズベキスタンは綿の収穫の最盛期!市街地を抜けると、右も左も見渡す限り綿花の畑が広がっています。畑には綿花摘みに来た若い学生がたくさん。色鮮やかなスカーフを巻いた若者たちが、夏休み返上で綿花摘みに精を出しています。
意外と知られていないことですが、ウズベキスタンの綿花の輸出量は世界第三位!もちろん日本にも輸出しており、私達が毎晩すやすや眠れているのは、ウズベキスタンの綿のお陰かもしれません。
そんな、私達の気づかぬところでお世話になっている国ウズベキスタン。そんな遠くて近い国ウズベキスタンと聞いて、一番初めに思い浮かべるものは何でしょうか。ウズベキスタンという国名は聞いたことがあっても、ピンと来るものがないという方が大半かもしれません。しかし、「サマルカンド」や「チムール」と聞くと、歴史の中で耳にした事があると感じる方が多いのではないでしょうか。

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2008年10月15日 (水)

美食の園ピエモンテの旅

Piemonte_vineyard 先日イタリア北部、ピエモンテ州の旅より帰国いたしました。2006年の冬季オリンピックで脚光を浴びたトリノを中心とするピエモンテ州は、多くのグルメたちが憧れる、ワインと美食の郷です。

ワインの王バローロ、甘口のもスカート・ダスティなどの美酒を排出するこの地方は、スローフード運動発祥の地でもあります。
おしゃべりを交えながらゆっくり食べる…というよりは、「地産地消」のイメージに近いでしょうか。地元の安心な旬の食材を活かし、地元の風土に即した料理を頂く。その土地のものを食べる、ということは、旅の醍醐味の一つであり、豊かな農園風景の中での食事は、人生においても味わい深い経験でした。

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2008年10月14日 (火)

紫の町、プレトリア”(南アフリカ)

Jacaranda  近づくにつれ期待も高まる。遠くにうっすらムラサキがかる街並み、ジャカランタシティ、プレトリアはもう目の前だ。先日“南アフリカ、ブルートレインとビクトリアの滝 10日間”より帰国しました。

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2008年10月10日 (金)

中欧ハプスブルク家の物語を訪ねて

Hof_palace_2 一昨日、初秋の中欧より帰国しました。到着した頃はまだ緑が大部分だった木々の葉も、日ごとに黄やオレンジに色を変え、町がどことなしか暖かな雰囲気に包まれてゆく、そんな移ろいゆく美しい季節の中での旅でした。天候にも恵まれ、アルプス山岳道路からはオーストリア最高峰グロースグロックナー山の勇姿がくっきりと浮かび上がりました。

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2008年10月 9日 (木)

統一記念日を迎えたドイツにて

Autumn_colour 秋の装いが深まる「ドイツ北東部、歴史物語 15日間」より帰国致しました。
ドイツの秋はゴールデン・オクトバーと呼ばれる程、黄金色に色づく黄葉が見事です。
今回の旅では、あと少しでピークという見解。それでも日を追うごとに深まる黄葉は大変美しく、車窓から、町の散策中にと様々な場所で楽しむことができました。
旅の最後はベルリン滞在でしたが、訪れるたびに変化するこの大都会の発展ぶりにはいつも驚かされます。
ちょうど我々がベルリンに到着したのは、10月3日ドイツ統一記念日。
ベルリンの壁が崩壊したのが1989年11月9日、翌1990年10月3日に東西ドイツが統一されました。
あれから18年の月日を皆様はどのように感じられるでしょうか。

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2008年10月 8日 (水)

地球で遊ぶ!ナミブ砂漠 (ナミビア)

Desert  先日、「幻想のナミブ砂漠とヒンバ族を訪ねて10日間」のツアーに行って参りました。
南半球に位置するナミビアは、いま正に夏を迎えようとしていました。
 「ナミビア」と聞いてすぐに場所が分かる方は、相当のアフリカ通でしょう。北にアンゴラ、北東にザンビア、東にボツワナ、南に南アフリカ共和国と国境に接する、アフリカ南西部の国。国の名前は、南部に広がるナミブ砂漠に由来しているそう。「ナミブ」は主要民族であるサン人の言葉で、「何もない」という意味。

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2008年10月 7日 (火)

ウズベキスタン ~古代シルクロードが息づく街々~

先日、ウズベキスタン(「サマルカンド・ヒワ・ブハラ世界遺産周遊の旅 8日間」)より帰国しました。

イスマイルサマニ廟(ブハラ)にて 9月のウズベキスタンは爽やかで過ごしやすい季節でした。ブハラのイスマイル・サマニ廟やシャフリサブスのチムール広場の花壇では、ピンクや白のコスモスが咲き乱れ、透き通るような秋の空に彩を添えていました。また、ウズベキスタンは綿花の一大産地。9月はちょうど収穫期にあたります。車窓からは白い綿を手作業で摘んでいるシーンを幾度となく目にすることができました。

今回訪問したサマルカンド、ヒワ、ブハラは、古来よりシルクロードの交易拠点として栄え、かつては敬虔なイスラム教の国でした。しかしながら、旧ソ連邦の一部となってからはイスラム教が認められず、人々の生活に根づいていた信仰が遠のき、素晴らしいイスラム建築が廃墟と化してしまいました。

独立後17年が経った今日、ウズベキスタンは大きく様変わりをしてきています。観光モニュメントがきれいに修復され、14~15世紀に栄えたチムール帝国の都サマルカンドのイスラム建築群の青色は「サマルカンドブルー」として鮮やかに甦りました。都市を結ぶ幹線道路が整備され、以前より快適に旅をすることができるようになりました。地元の人たちも外国人観光客に慣れ、気さくに声をかけてきます。

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2008年10月 6日 (月)

西オーストラリアで見た虹

Orange_banksia 先日、ワイルドフラワー真っ盛りのオーストラリア、『西オーストラリア周遊とワイルドフラワー鑑賞の旅』から帰国致しました。出発前、ワイルドフラワーが咲いているかどうか正直、不安で一杯だった私でしたが、到着してみると、そこはお花の楽園!(というのは、誇張しすぎかもしれませんが、想像以上にたくさんのワイルドフラワーが私たちを迎えてくれました!!) ですが、そのワイルドフラワーの話は、時期をずらして出発した宮澤さんが、すでに先日の記事で熱く語ってくれておりますので、私は、私が目にしたとっておきのプレゼントについてご紹介させて頂きたいと思います。

 さて。皆様がご存知のようにオーストラリアは一大陸、一国家の非常に大きな国土を有しております。今回、私たちは10日間のツアーでしたので、移動した距離は約3,000キロ!に及びました。しかもこれはオーストラリアの端から端まで移動したわけではなく、西オーストラリアのパースからパース以北を移動しただけの距離です。日本列島を縦断したような距離です。

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2008年10月 3日 (金)

世界遺産のない国、ブータンの魅力

Tasicho_zong 先日、「幸福の国、ブータン王国 8日間」の添乗より帰国致しました。
 最近、数々の旅行番組で取り上げられたこともあり、以前よりは注目を浴びるようになったブータンですが、それでもまだ、その魅力は十分に知られていないように感じます。
 その一つの理由に、ブータンには「世界遺産」が一つもないことが挙げられるのではないでしょうか。世界遺産ブームが渦巻く昨今、世界遺産巡りこそ、ご旅行の目的とされている方も多いでしょう。そんな中で、世界遺産を一つも持ち合わせていないブータンは、今一つ、魅力に欠ける国と思われても仕方がないのかもしれません。
 しかし、世界遺産が一つもない国ブータンは、必ずしも、「世界遺産に匹敵するものがない」訳ではありません。むしろ、歴史的にも宗教的にも、重要な位置を占めてきた建築物が点在しています!!例えば、都市ごとに存在する「ゾン」と呼ばれる建物は、役所などの政治的施設と、寺院や僧坊などの宗教的施設とを兼ね備えた施設で、数100年に渡って機能している非常に重要な施設です。ブータンを旅行したことのある方なら、ブータンが「世界遺産級」の優れた建築物の宝庫であることを既にご存知でしょう。

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2008年10月 2日 (木)

イランでラマダン。ケバブ三昧!

Yagi 先日イラン15日間のツアーより戻りました。イスラム世界では9月1日からちょうどラマダン(断食月)が始まり、約1ヶ月間日の出~日没までの間はいっさいの飲食を禁じられます。イランのラマダンはイスラム地域の中でも、観光に影響が少ない国といわれています。通常はなかなか観る機会の少ない、光景に出逢ったり、イスラム独特の断食月を肌で感じることが出来るラマダンツア-もなかなか乙なものでございます。

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2008年10月 1日 (水)

ロシアの秋を訪ねて

Sanktpetersburg先日、「ロシアの原風景、黄金の環と二大帝都9日間」より帰国いたしました。私たちが訪れる2、3日前はモスクワもサンクトペテルブルグも10度を下回る寒い日々が続いていたようですが、私たちが訪れた日からはどの都市も晴天続きで、日本から晴天を運んできたと言われるほど。青空の下、日本からお持ちいただいたコートも不要なほど暖かく、さわやかに観光を楽しむことができました。
さて、今回のツアーでは秋ならではのお楽しみが2つあります。その一つはモスクワの夜景鑑賞、そしてもう一つが美しい黄葉です。

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