イランでラマダン。ケバブ三昧!
レストランは通常の4分の1ほどしか開いておらず、昼食はお客様のいないひっそりとした印象をうけますが、日が沈んだ後、夕食時には家族、親戚で集まり断食明けのお祭り(一緒に食事を共にするだけですが)が始まります。
そして親戚の数の多いこと!北西部のザンジャンの市内レストランでは30人くらいの団体に出会いまいた。(特に)若い女の子たちは日本人が珍しいのか、
にやにやこちらを見ては、目が合うと少し恥ずかしそうにしていましたね。。
皆様とシラーズのバザールへ日の入り前に行ったときも、奇妙な光景が目につきました。そろそろバスへ戻ろうとしていた時、突然拡声器からよびかけの声が流れ(断食明けを伝える呼びかけ)近くの店のおじさん、お兄さんがコップを手にして水をすすり始めました。よくよく見ると、多くの人が同じようにしています。どうやら断食明けの合図と共に、一斉に(でも少しずつ)水を口に含み、誰かが配ったナツメヤシを一心にほおばっているようです。
15日間のツアーではシーア派の聖地マシャドへも訪れますが、今回は「預言者ムハンマドの後継者アリー」の殉教日とちょうど重なり、こちらでもなかなか貴重な体験が出来ました。この日はイランのどこの地域でも盛大な祈りが行われますが、特に聖地マシャドはものすごい。閉まってしまったバザールの代替としてマシャドから2時間程の「ガンダガー」という町を訪問しました。ガンダガーはイマームレザーの足跡と信じられている石の破片が見つかっており、それを讃えて霊廟がつくられた町です。
こちらの町で、アリーの葬式の儀式が行われていました。女性も子供も混ざり、祈りの言葉をあげながら縄のようなもので自らの身体をたたく、目の前で行われている奇妙な光景に思わず目を奪われました。(写真を載せますが、音は出ませんのでどうぞ想像くださいませ。)
北西部を周るこちらのツアー。イランを15日間回るツアーは他ではなかなかありません!現在治安も安定しており、特に北西部では昔ながらのイランの姿が残っています。素朴なイラン。彼らはよく「この国のことをどう感じてる?私達のことをどう思う?」と聞いてきました。メディアの世界ではさまざな情報が発信されますが、果たしてどこまで信じていいのか?
是非、皆様も実際に足を運んでみてご自身の目で見て、感じてください。
(吉田 理恵)
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