2008年10月 6日 (月)

西オーストラリアで見た虹

Orange_banksia 先日、ワイルドフラワー真っ盛りのオーストラリア、『西オーストラリア周遊とワイルドフラワー鑑賞の旅』から帰国致しました。出発前、ワイルドフラワーが咲いているかどうか正直、不安で一杯だった私でしたが、到着してみると、そこはお花の楽園!(というのは、誇張しすぎかもしれませんが、想像以上にたくさんのワイルドフラワーが私たちを迎えてくれました!!) ですが、そのワイルドフラワーの話は、時期をずらして出発した宮澤さんが、すでに先日の記事で熱く語ってくれておりますので、私は、私が目にしたとっておきのプレゼントについてご紹介させて頂きたいと思います。

 さて。皆様がご存知のようにオーストラリアは一大陸、一国家の非常に大きな国土を有しております。今回、私たちは10日間のツアーでしたので、移動した距離は約3,000キロ!に及びました。しかもこれはオーストラリアの端から端まで移動したわけではなく、西オーストラリアのパースからパース以北を移動しただけの距離です。日本列島を縦断したような距離です。

しかし、西オーストラリアは、オーストラリアの広大さを実感するにはもってこいの場所。なぜならこの辺りはWheatbeltと呼ばれる小麦生産地帯。道中、収穫を間近に控えた小金色に輝く小麦畑がどこまでもどこまでも広がっております。正に360度小麦畑。地平線は小麦畑。この状況を目にすると、つくづく『広い国だなぁ~…』と思わずにはいられません。もちろん移動の途中ところどころでワイルドフラワー・スポットに立ち寄り、ほっと一息。

そして、この広い土地で、私たちが目にしたとっておきのプレゼントは、虹!それもそんじょそこらの虹ではありません。小麦畑から小麦畑にかかったキレイな虹。何もない、小麦畑のみが広がる場所に、突然7色の橋が架かったのです!しかもよくよく目を凝らしてみると、なんとそれは、三重になっています(ただ残念ながら三連目は微かに、うっすらと)!こぉ~んなにキレイな虹は久しぶりにみました。お客様も大興奮。社内は騒然としています。ただ、そんな中で1人、冷ややかな目を向けている人物が1人...。そう、それはこの広大な土地で暮らすドライバーのジェーンさん。バスを停めて欲しいと言った私に、“なぜ??ジャパンには虹がないの??”と真剣に問い返して彼女…。彼女にとってこんなに美しい虹もごくごく普通の存在なのですね。そして、この広い空に広がるまばゆいほどの星空も。

Flowerbed 日本ではみることができない沢山のワイルドフラワーに毎日心を躍らせ、自然が創り出した不思議な地形(カルバリーやシェルビーチやストロマトライト、ピナクルズ、ウェーブロック等など)に感激し、オーストラリアの広さをつくづく実感した10日間でした。

どうぞ皆様も自然とその広さをお感じになられてみてください。オーストラリアはすぐそこです。(尾形美絵)

オーストラリアのツアーはこちらから
(ワイルドフラワーのツアーは例年2~3月頃発表)

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