2008年10月17日 (金)

ミャンマー最大のお祭り、筏祭りを満喫!

 004 先日、<筏祭り>ミャンマー大周遊12日間より帰国致しました。
 日本人ジャーナリスト長井氏が射殺された1年前の事件、更には今年5月のサイクロン以降、良くないイメージばかりが付きまとうミャンマーですが、ミャンマーは今、人々の生活も、観光地の活気も、着実に以前の姿を取り戻しつつありました。世界三大仏教遺跡バガンや、落ちそうで落ちないチャイテーヨパゴタ、2000年に外国人の観光が解禁されたばかりの知られざるカッグ遺跡など、見どころは尽きませんが、今回のツアーの目玉は、何と言っても、ミャンマー最大のお祭り「筏祭り」です。

「筏祭り」の開催地インレー湖では、今なお、少数民族のインダー族が浮島で野菜を栽培し、水上の家で眠り、湖の寺院で祈りを捧げるという伝統的な生活を営んでいます。筏祭りは、湖上の寺院の一つ、「水上パゴタ」に祀られている仏像を、「カラウェイ」と呼ばれるおしどりに似せた黄金の船に乗せて湖の中の村々や周辺の村々を周遊させ、人々に参拝してもらうお祭です。水上パゴタまで参拝に行けない人々にとっては、このお祭りが最良の機会となり、ご本尊様を一目見ようと、湖はあちこちからの参拝客で賑わいます。もちろん、私たちも、専用のモーターボートに乗って湖上に繰り出し、参拝客の仲間入りです!
 ところで、水上パゴタには5体の本尊が祀られていますが、筏祭りの日にカラウェイに乗せられるのは、そのうちの4体だけ。残りの1体は、常に水上パゴタで「お留守番」をしています。その理由には、こんなミステリアスな言い伝えが!「昔は5体全ての仏像を乗せて周遊していたが、そのうちの1体が湖に落ちてしまった。しかし、数日後には、水上パゴタに戻っていた。以来、祭りの度に湖に落ちては戻ってくるという奇怪な事件を起こしたため、湖に出してももらえなくなった」のだとか。
 002 さて、4体の仏像を乗せたカラウェイは、自分の力では前に進むことが出来ません。そこで、前後をロープで繋いだ飾り船で引っ張ってもらいます。その船の漕ぎ手は、インダー族の青年たち。片足を櫂に絡ませ、もう一方の足で立って船を漕ぐという、世界でも珍しい船の漕ぎ方をします。一艘には50人ほどが乗り、歌を歌ったり、掛け声をかけたり、はたまた派手に踊りながら、船を進ませます。船は村ごとに分かれており、華やかな装飾がそれぞれの村の個性を発揮していました。カラウェイを引っ張る船は全部で27艘。ミャンマーでは、「終わりがなく、永遠に続く」という意味で「9」が縁起の良い数字とされており、27艘は「2+7=9」を意味しているそうです。
現れたカラウェイは、キラキラピカピカの眩いばかりの黄金姿!!001 その上には、4体の仏像。・・・と思いきや、よく目を凝らして見てみると、金色に輝く雪だるま状のものが4体乗っているではありませんか!!実は、祀られた仏像には、金箔が貼られ貼られて、雪だるまならぬ、金だるまになっているのです!!もはや元の仏像の姿は全く分からない、この金だるまを乗せて、カラウェイは湖上を進んで行きます。
 今年の筏祭りは、満月の9月30日に始まって、10月17日までの18日間に渡って開催されています。今回のツアーでは、リンギン僧院を出発して、ニャウンシュエ村に運ばれるルートを見学しました。
 ニャウンシュエに入ってくる時と、最終日に水上パゴタに戻ってくる時の2回、村対抗の筏レースが開催されます。カラウェイを引っ張る時の華やかな船とは違い、船の先端が尖ったスマートな船に、若者が50人程ぎっしりと乗り込み、息を一つにして競い合います。その速いこと速いこと!!とても片足で立って漕いでいるとは思えません。その器用な姿とスピード感は圧巻です。 003
 レースは46人クラスと100人クラスがあり、2艘ずつの勝ち抜き戦で行われます。優勝した村には150ドル相当の賞金が与えられます。公務員の平均月給が30ドルですから、その額は驚愕です! 使い道は、やはり村を挙げての打ち上げでしょうか?!村対抗というだけあって、観戦にやってきた地元の人は大いに盛り上がります。じっとしていても汗が噴き出るような暑さの中、声を張り上げてヤジを飛ばす地元の人々で、会場はものすごい熱気になっていました。
 女性対抗のレースもあります。ロンジーと呼ばれる巻きスカート状の民族衣装がバサバサとめくれるのをものともせず、懸命に漕ぐ姿は男性よりも勇ましく、場内を沸かせていました。
 レースが終了すると、盛大に表彰式が行われ、湖には再び静寂が訪れます。4体の仏像はニャウンシュエの村に2泊した後、次の村へと向かったそうです。今頃はどこの村を回っているのでしょうか。

 事件や被害の影響を懸念して、旅行を踏み止まっている方も多いのではないでしょうか。弊社としましても、今回のツアーは、長井氏の事件以降2回目、サイクロン以降初めてのツアーとなりました。
お客様の中には、周囲の心配や反対を押し切って参加されたお客様もいらっしゃったようですが、実際に行ってみると、「日本で報道されているのとは違って、ずいぶん穏やかね。」「こんなに見どころがあるとは思わなかった。」と、ミャンマー訪問を喜ぶ声を多く頂きました。私自身、人々の生活も、観光地としての活気も、以前の姿を着実に取り戻しつつあるということを強く実感致しました。
 ミャンマーへのご旅行を先延ばしにしている方、ミャンマーは、着実に元気を取り戻しつつあります。ぜひ、もう一度、ミャンマーへの訪問をご検討されてみてはいかがでしょうか。 (兼井)

ミャンマーへのツアーはこちらから

|

ユーラシア旅行社のお祭情報」カテゴリの記事

ユーラシア旅行社のアジア情報」カテゴリの記事

ユーラシア旅行社の文化情報」カテゴリの記事

ユーラシア旅行社の民族情報」カテゴリの記事

ユーラシア旅行社の自然情報」カテゴリの記事

コメント

兼井さん お久しぶりです (^_-)-☆
TELまで、頂き恐縮です。
ミャンマーは、又行って見たいですよ
ガック遺跡、マンダレー方面
ポッパ山、ゴールデンロックは行きました。
ミャンマーの人々は、穏やかで素直な人ですね
今年の年末は貴州省 第二希望 ミャンマーです。
又 どちらかでご一緒なれると良いなと思います。

投稿: 角田好博 | 2008年10月18日 (土) 20時50分

角田 好博様

 角田様、お久しぶりです。
 先日はインドネシアのご旅行にご参加頂きまして、誠にありがとうございました。素敵な写真集、嬉しく拝見させて頂きました。ありがとうございます。

 ミャンマーにはもうご旅行されているんですね。
 再訪をご検討して下さっていて、嬉しく思います。
 バガンやインレー湖、ミングォンも素晴らしいですよ!
 何度行っても飽きない、見どころの多い素晴らしい国ですので、ぜひまた、ご検討下さいませ。
 
 私も、またどこかでご一緒できるのを楽しみにしております。
 
 
 

投稿: 兼井 友理 | 2008年10月20日 (月) 19時19分

兼井様

バガンの夕日と朝やけも観ました。

インドネシア・チュニジア・イラン・ミャンマーが

Webアルバムに載せてあります。

非公開扱いですので、よろしければメールいただければ

リンク先貼り付けします。

投稿: 角田好博 | 2008年10月20日 (月) 23時10分

角田様

 ありがとうございます。
 メールをお送りさせて頂きましたので、ご確認頂ければ幸いです。

投稿: 兼井 友理 | 2008年10月24日 (金) 20時49分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。