紫の町、プレトリア”(南アフリカ)
毎年この時期に花を咲かせるジャカランタは旅行を更に華やかなものにしてくれる。ただ自然の事なので開花時期にはちょっぴりズレもある。行く前はドキドキだ。けれどブルートレインの車窓よりぼんやりと浮かぶムラサキ色を見た瞬間不安は取り除かれた。
暖かな気候はちょうど心地よく春の匂いがする。今となっては各国で見ることができるジャカランタだが原産地は南米。もともとこの地には生息していなかったのだ。1888年に農夫が南米より持ち帰った2本の苗木から始まったジャカランタは瞬く間に広がり現在7万本と言われる。7万と言ってもなかなかピンとくる数ではないが、ほぼ全ての道路脇にはジャカランタ。並木道は1本どころでなく、右を見ても左を見ても、また右見て左見て、とにかくずーっとジャカランタなのだ!!道路に落ちた花はムラサキの絨毯、それはそれは美しい♪そして私たちは栄えある祝1本目ファーストジャカランタを見にサニーサイド小学校へ。樹齢120年のジャカランタは今も健在。根をしっかりはり花をいっぱい咲かせる。濃すぎづ主張し過ぎないムラサキの花はどこまでも優しく学校を守っているかのようでした。校庭を囲むように咲き乱れるジャカランタの中に混じりやはり儚げな白いジャカランタが。これは貴重、どこでも見られるものではありません。でも私達のツアーでは沢山ホワイトジャカランタの咲く場所にもご案内させて頂きます。
むらさきのトンネルを通るとまるでこの場所だけがおとぎの国のようでした。今年は終わりですが、是非来年この時期にプレトリアでジャカランタをご覧いただいてはいかがですか?
(岩間)
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