美しく輝く青の世界(イタリア/青の洞窟)
まずはカプリ島の港から中型船で洞窟の入り口まで向かいます。そして入り口前で手漕ぎボートに乗り換えて洞窟内へと進みますが、洞窟の入り口は本当に狭いので、手漕ぎボートの船頭さんが内側から引かれている鎖を手繰ってボートを洞窟内に進めていきます。ちょうど入り口を通過するときには、乗客は座っていると頭どころか上半身ごと岩にぶつけてしまいますので、船頭さんの合図で皆一斉に身をかがめて船底に寝そべった体勢になります。これが本当にスレスレの高さなので無事に通り抜けるまでは少しヒヤヒヤなんです。
しかし内側に入ってしまえば、洞窟内は広々としていて真っ暗な空間が広がっています。
そして洞窟の壁の下から水面を通して青い光が洞窟内を照らし出していますが、その神秘的な“青”は思わずうっとりとしてしまうほど。美しい光を見つめながら船頭さんが歌ってくれるカンツォーネに聞き入ってしまいました。
水面下から洞窟内に差し込むこの美しい光の光源は洞窟から約21m先で、海に注がれた太陽の光が乱反射して洞窟内に届くので青く光るそうなのですが、一番“青”が綺麗に輝くのは、太陽光の傾斜角が良い午前中なんだとか。そのため、午前中はこの美しい青の光を求めて世界中の観光客が集まり大混雑します。今回も大勢の観光客が洞窟の入り口前で中型船に揺られながら手漕ぎボートの順番を待っていました。待っている間もそこは陽気なイタリア人!らしく、船頭さん達がカンツォーネを歌い出したりするのを聞きながら、他の人が洞窟へ入る様子を見て、ああやって入るんだなと、ワクワク感が高まってくるんです。
ユーラシアの旅では青の洞窟へは午前中にご案内しておりますが、美しい“青”とワクワク感を体験するなら絶対!午前中がオススメです。溢れる陽光とオリーブ畑の美しい緑、そして青の洞窟と素敵な風景が待つ南イタリアへ皆様も是非訪れてみませんか?(大戸)
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