2008年12月25日 (木)

チュニジア・リビア 独特の集落がおもしろい

Shenini 先日、「チュニジア・リビア物語16日間」の添乗より帰国致しました。チュニジア・リビアとも冬を迎え、朝晩は特に冷え込みが激しくなりますが、日中日がさすとぽかぽか陽気。歩き回るには調度良い気候となり、夏場ですと強烈な日差しが照りつける遺跡の観光なども、じっくりとお楽しみいただけました。
陸路国境を超え、チュニジア・リビアという隣同士でありながらも全く雰囲気の違う2つの国を訪れた今回のご旅行。見所は沢山ございましたが、今回は特にそれぞれの国で印象に残った特徴ある集落についてお話したいと思います。

まずはチュニジア南部にあるシェニニという村。この地では険しい岩山の斜面を掘り込んで作られた家々が特徴的で、それぞれの家々は岩肌にへばりつくように、目立たぬように作られています。山の中の、このような生活に非常に不便な場所に集落が作られたわけは、北アフリカの先住民ベルベル人が、この地に攻めてきた異民族から逃れるため。今日では敵の目を心配する必要はなくなりましたが、まだこの村には200人ほどが実際に生活しています。
私達が訪れた日は真っ青な青空に恵まれ、頂上に建てられた真っ白なモスクと土色の家々のコントラストが実に印象的でした。また、丁度どこかの家でお葬式があったということで葬儀用の特別な衣装を着けた女性達も沢山。その衣装は薄いピンク色で、彼女達が道を歩いている姿はまるでおとぎ話の一場面のようでした。

Gadames  続いて、リビアで印象に残ったのは砂漠のなかのオアシス都市、ガダメス。この地では厳しい夏の暑さを避けるため、住居には窓がなく、壁は漆喰で真っ白に塗り固められています。そして複雑に入り組んだ狭い路地はアーケードに覆われ、ところどころ天井に明かり取りの窓があるのみ。中には明り取りが一切ない真っ暗なトンネルのような路地もあり、まるで迷路のなかを歩いているような不思議な気分になります。そしてこの通路を実際に使っていたのは男性のみ。女性はというと、建物の屋上を移動していました。女性が移動できるようにそれぞれの家は屋根伝いに繋がっているのです。ガダメスの住民達は厳格なイスラム教徒だったため、このように男性、女性の使う通路がはっきりと分かれていたのでした。
今では町の唯一の水源であった泉の水が絶えてしまったため、住民は全て新市街に引っ越してしまいましたが、人々の生活の声が聞こえず、しんとした旧市街の散策は現実とは隔絶された空間を歩いているようでした。
今回紹介した2つの街とも、やはりご自身の目で確かめ、足で歩いてみて初めて、その魅力が味わえるところです。ぜひ皆様も実際に訪れてみてください。
(川井あゆみ)

チュニジア・リビアへのツアーはこちら

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