人類の源、南エチオピア
今回の南エチオピア縦断の旅ではたくさんの部族の村を訪問します。ハマル族、ムルシ族、エルボレ族、カロ族などなど・・・。それぞれの民族は、それぞれの文化・言語・伝統を持ち、それぞれの衣装を身に纏い、昔ながらの家で生活をしてます。他の部族の男に襲われないように下唇にお皿をはめ込むムルシ族の女性、首が見えなくなる程ネックレスを重ねるニャンガトム族の女性、動物の皮のスカートを纏い体にナイフで傷をつけて模様をつけるハマル族やカロ族の人々。どの村もとても簡素な作りでワラや竹や木を重ねているだけ。テレビもインターネットも時には電気さえも無い生活を続けています。4泊あるテントでは、毎晩満点の星にうっとりしながら、静寂の夜を迎えます。もちろん朝の目覚めは動物や鳥の声。ここに来ると、暗くなると就寝するという人間本来の生活のリズムが改めてよくわかります。
今回の旅で印象深いのは、どこでもすぐ寄って来て手を握ったりしてついてくる子供達。皆目をキラキラさせて、時には少し恥かしがりながら、時にはキャーキャー言いながら本来の子供らしい笑顔を見せてくれ、とてもあいらしい。
少しづつ、確実に生活が変わりつつある彼らの環境。まだ秘境と呼ばれる彼らの生活、文化に是非触れてみてください。(前田 潤子)
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