2009年1月26日 (月)

碧き地中海の小島で過ごす、とっておきの休日

先日、「碧き地中海と騎士団の島、マルタ島・ゴゾ島の休日 8日間」から帰国致しました。Sunrise_malta_3 このツアーで訪れるのは、人口僅か40万人の小さな国マルタ共和国です。しかし小さいながらもマルタは言わずと知れた歴史と自然の宝庫。聖ヨハネ騎士団の本拠地が置かれ激動の歴史を生き抜いてきた痕跡があちこちに残っています。 聖ヨハネ騎士団の栄光を紡ぐ首都ヴァレッタをはじめ、アラブの影響が色濃く残るイムディーナとラバト、ゴゾ島では先史時代に建造された巨石神殿などを巡り、奥深い歴史に触れます。
 歴史的な見所ももちろん沢山ありますが、この国のもうひとつの魅力はどこまでも続く碧き地中海の美しい景観です。(川人麻未)

まず初めに訪れたのはマルタ本島東部にある「青の洞窟(ブルー・グロット)」です。バスで岸壁上にバスを走らせ岬の上から眼下を見下してびっくり。陸続きの高い岩礁が年月をかけて波と風で抉られ、世にも不思議な自然のアーチを描いているのです。自然の力強さを感じさせられる光景です。ツアーでは、この不思議なアーチが作り出す洞窟内部のクルーズにくり出します。こじんまりとした入り江から小型ボートで外海に出ると、そこは広大な海原。遥か彼方に水平線が霞みます。Bluegrotto_malta_3 あまりの海の広さに、自分もその一部になってしまったかのよう。日ごろの小さな悩みなど忘れてしまいます。洞窟の中に入り、ふと水面を覗くと青白く光る海底まで透き通り、岩壁にはピンク色の珊瑚が寄生しています。入り口からは朝の陽光が差し込み海底に反射して、まるでブルーの絵の具を流したかのような見事な青に輝きます。海底の白、陽に透かされた海面の青、珊瑚のピンクが相俟った美しい光景を目の当たりにし、しばしうっとり。 Marsaxlokk_2
 次に訪れたのは活気溢れる漁師町、マルサシュロック。魔よけの目が描かれたカラフルで愛らしい小船が沢山並ぶ港沿いには、新鮮な魚介類や青果の市場がひしめきます。あちこちから威勢の良い掛け声が響き店主が豪快に魚を捌く様子を見ながら、しばし散策を楽しんで頂きました。
 ゴゾ島では「カリプソの洞窟」を訪ねました。ホメロスの叙事詩「オデッセイヤ」の主人公オデッセウスが美しい妖精カリプソに一目惚れし「愛の虜」として捕われていたのがこの洞窟だとか。仄暗くひんやりした洞窟の奥からは今にも恋するオデッセウスが出てきそうです。また、ここはゴゾ島一美しいといわれるラムラ湾のビーチを見渡す絶景ポイント。眼下にはエメラルド・グリーンの海が波しぶきを上げて打ち寄せる砂浜が広がり、緑の木々で縁取られています。オデッセウスもこの美しいビーチを眺めながら愛の魔法にかかってしまったに違いありません。
 今回の旅のコンセプトは、日頃の忙しさを忘れ碧き地中海で過ごすのんびりした休日。波の打ち寄せる音と海の青は心を落ち着ける効果があるといわれています。広大な地中海にぽっかり浮かぶ小島で、真っ青な海を眺めながら過ごす数日間。とっておきの休日となること間違いないでしょう。

マルタ島へのツアーはこちら

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コメント

 その節はお世話になりました。もう1ヶ月ですね。記事を拝見してあらためていろいろと思い出しています。
 年末年始の欧州便でのマルタ行き。ユーロになって感覚的にも行きやすくなりましたよね。現地での移動が少なく、関東よりも寒くないという選択条件にも見事に合致。
 旅前の予想とたがったのは、マルタ島もさることながら、ゴゾ島がより印象深いものだったことでしょう。島の南部のホテルから、ヴィクトリアの街の向こうに北側の海が見えてしまうくらいの島ですが、その大きさがいいのでしょうか。
 マルタ島もそうですが、岩の島で、海辺の断崖、郊外では石を積み重ねたしきい塀が随所に見られることもあって、以前訪れた9月のアイルランドとイメージがダブり、つい地中海の真ん中にいることを忘れて北の島にいるかのような錯覚に陥るのですが、冬なのに多い緑やあちこちに咲くさまざまな花を見るにつけ、「南」であることを再認識させられたものです。日が出るとかなりの暖かさになりましたし。
 朝に夕に散歩したホテル近くの風景、また、そこから眺められる景色―マルタ島・コミノ島も見えていましたねーがとても印象に残っています。時間がゆったりあるのはそうした何気ないところでありがたいものです。旅の間にいいなぁと感じる場所と、帰った後々まで印象に深く残るものって、必ずしも同じではないのですよね。
 蛇足ながら、最近めっきり減ってしまったというボンネットバスも遠目に2台見かけました。

投稿: i-v | 2009年1月28日 (水) 21時22分

i-v様

コメント頂き有難うございます。こちらこそお世話になりました。旅の疲れはとれましたでしょうか?
あっという間の8日間でしたが、小さな島にもいろいろな顔があり、お楽しみいただけたのではないでしょうか。
確かに巨石文化が栄えたマルタ、特にゴゾ島ではアイルランドに似た景観が見られますね。
ネコバスに似たボンネットバスも見かけられたのですね。今回は年末年始の休日ツアー、幸い天候にも恵まれゆったりと過ごして頂きました。またご一緒できる日を楽しみにしております!

投稿: 川人麻未 | 2009年2月 3日 (火) 12時45分

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