2009年2月 3日 (火)

ベビーと大移動で大賑わい!(タンザニア)

Photo1  先日、「野生の王国タンザニアサファリとキリマンジャロ 10日間」の添乗から帰国しました。今回、訪れた国はケニア・タンザニアの2ヵ国。言わずと知れた野生動物たちの楽園です。空の玄関口でもある首都ナイロビは、高層ビルも立ち並ぶ大都市。しかし、車を走らせ、やがて郊外に出ると、車窓から様々な動物たちが姿を現します。まさに大自然の動物園。今回は、おそらく世界で一番有名な国立公園セレンゲティをご紹介致します。

Photo2  セレンゲティ国立公園は、現地の言葉で「果てしない平原」を意味します。タンザニアに位置するセレンゲティですが、勿論、動物たちには国境はありません。隣接する、同じくタンザニアのンゴロンゴロ自然保護区やケニアのマサイマラ国立保護区から、動物たちは自由に行き来します。
 例年12月~2月頃は、“神が他の動物たちの良いところを集めて創った”といわれるヌーが、セレンゲティに大移動します。更には、それを追って、多くの肉食動物も追い掛けてきます。その為、セレンゲティは本当に様々な動物たちを、眼前で観察することができました。ライオン、チーター、象、バッファロー、キリン、シマウマ、イボイノシシ、などなど書き切れません。
 この時期、もうひとつ、サファリを楽しみが増えます。それは、動物たちの赤ちゃんの誕生。勿論、誕生する瞬間になかなか立ち会うことは難しいですが、生まれて間もない赤ちゃんが、親とじゃれ合う姿や、大人の群れの後を必死でついていく姿は、見ているだけで心が和みます。この時期は、サバンナの草が比較的伸びている時期です。そのおかげで、動物たちは草むらに潜み、外敵から我が身と赤ちゃんを守ります。そして、乾季の終わりに草が少なくなってくる頃には、赤ちゃんたちも成長して、草むらに隠れずに済むほどに成長します。動物たちにはカレンダーなどありません。しかし、本能で出産時期が分かるのです。
 ベビーラッシュと大移動。これらのおかげでセレンゲティは多くの動物で大賑わい。他の場所では、体験できない自然のありのままの姿を体験できる動物王国ケニア・タンザニア。日本の動物園も様々な動物と触れ合うことができます。しかし、大自然の中で、檻も柵もない、広大な大地で生きる動物たちを探す、浪漫溢れるサファリに是非ともお出掛け下さい!

(吉村)

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