2009年2月18日 (水)

インド寝台列車の旅

 先日「インド世界遺産紀行10日間」より帰国しました。このツアーでは、多彩なる観光地もさることながら、このツアーでは2度の列車移動があります。しかも「寝台列車」!!10時間以上の列車の旅になります。
 観光地を巡るだけでは体験できない、インドそのものの雰囲気を味わうことが出来ます。

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 駅に着くと、赤い服を着たポーターが近づいてきます。値段交渉成立後、彼らはターバンを巻き始め…ひょいっと荷物を頭の上にスーツケースを2個もしくは3個乗せるのです。そしてスタスタと歩いていくので、私たちもその後に続きます。インドの駅では改札というものがなく、そのままホームへ向かいます。ホームにはたくさんの人・人・人!活気に溢れています。

 列車に乗り込むと、中にはすでにインド人が。スーツケースはポーターがちゃんと席まで運んできてくれます。列車を使うこのツアーでは夕食はお弁当。ある程度の時間になると周りのインド人も夕食タイムです。夕食が終わると、寝床の準備をする人もいます。使用する寝台列車は3段ベッド。3段目は嫌だなぁと思うところですが、寝床の準備を好きな時間に出来るのは3段目。1段目はまだみんなが座席として使ってるし、2段目は折りたたまれている状態。早めにお休みになりたい方には3段目がいいかもしれませんが、22時頃になると大抵の人が寝る体勢に入るので大丈夫です。23時頃は消灯時間。次々と各部屋の電気が消えていきます。時折、列車の揺れを感じながら朝を迎えます。 

 6時頃にはうっすらと日が見え始め、朝靄の中を列車は進みます。7時か8時頃になると皆のそのそと起き始め、朝食をとる人、ボーっと外を眺めている人と様々です。たまに「チャーイ、チャーイ」とチャイ売りが通ります。寝台列車は大変そう、と思うかもしれませんがそんな事もなく、意外に快適なのです。と共に、観光だけでは味わえない雰囲気があります。

「どこから来たの?」「これからどこに行くの?」などとフレンドリーに話しかけてくる彼ら。そんな会話を楽しんでいるとあっという間に駅に到着。インドでは、交通機関が遅れるのは当たり前といった感じです。今回も数時間遅れはしましたが、その時間で皆さまはインド人やそれ以外の国の方々と会話を楽しんでらっしゃいました。せっかくインドに来たのだから、インドの雰囲気を存分にを味わって頂きたい。その一つとして列車の旅はオススメです!

(内野江奈)

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