のんびりすごすマルタとチュニジアの旅
まず、チュニジアのチュニスから旅は始まります。古代フェニキア人の都として栄えたカルタゴの遺跡や「チュニジアのルーブル」と呼ばれるローマ時代のモザイクを収蔵したバルドー博物館で古代にふれ、青と白のコントラストが美しいシディ・ブ・サイドやハマメットを散策し、可愛らしいチュニジアの雰囲気をお楽しみ頂けます。チュニジアには「青い空」、「青い海」、「青いチュニジアンドア」と3つの青があると言われています。お天気が良いとその青さが一層際立ち、とても美しく目に映ります。小さな路地を散策し、お気に入りのドアや通りを探すのも楽しいです。
チュニジアの次はマルタへ移動します。マルタは地中海に浮かぶ5つの小さな島で構成される共和国。面積は淡路島の半分ほどしかなく、そこに約40万人が住む国です。古くから人が生活しており、その地理的な重要性からフェニキア人、ローマ人、アラブ人、聖ヨハネ騎士団と支配者が変わり様々な文化が融合した独特の景観と文化を作り出しています。5000年近く前に作られたと言われるゴゾ島のジャガンティーヤ遺跡や地下神殿ハイポジウムなどの古代巨石文明の遺跡や、聖ヨハネ騎士団の残した華麗なる建物の数々、自然が作り出したアズーレウィンドウやブルーグロットーの青い海など、変化に富むマルタの見所を十分に満喫できます。
なんといってもこのツアーの魅力はマルタに3泊、ヴァレッタに4泊という連泊。荷造りをする回数も少ないですし、じっくりゆっくり旅を楽しめます。特に今回、ヴァレッタで宿泊したエクセルシオールホテルはヴァレッタの中心地まで5分ほどの距離で非常に動きやすく便利です。自由時間の際も動きやすいですし、朝の散歩や夕食後に散策なんてことも可能です。青の美しいチュニジアと古い歴史と豊かな自然を持つマルタにすっかり魅せられてしまった9日間でした。(前田潤子)
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