ピンクシティでHAPPY HOLI(北インド)
先日「インド悠久文明の旅 13日間」の旅から帰国致しました。このツアーはデリー、アグラ、ジャイプールのゴールデントライアングルに加え、アジャンタ、エローラなどの石窟寺院群やベナレスではガンジス川の沐浴風景も見学するというインドの王道のコースとなっています。
そして今回は特別にインドのお祭りにもご案内致しました。
HOLI(ホーリー)とは、インドの2大祭りの1つの大きなお祭りです。
何でもこれから来る春の訪れを祝うものなのだそうです。誰彼構わず、カラフルで、色の濃い粉や色水を掛け合って「気にしないで、ハッピーホーリー」と言って祝います。町では大人も子供も、男性も女性も、全身カラフルに染まっていました。 それに伴い、象祭りも行われます。
私たちはお昼過ぎに会場に着きましたが、既に別のお客さんは集まっていました。空いている席に座っているとその後、続々と集まり会場は立ち見が出るほど。
16時スタート予定でしたが、そこはインド時間。30分遅れでスタートです。
まず30頭ほどの象さん達や踊り子、楽団のパレードが行われました。ただの象さんではございません。この日ばかりは色鮮やかな装飾を身に纏い、お化粧もバッチリ決まっていました。色とりどりの粉で素敵な絵やデザインが描かれ綺麗に変身。これもホーリーからきています。
カラフルな色の粉を身に纏うのは人間だけではないんですね(町では犬や牛までもカラフルに)。
その後は装飾のコンペティション。もちろん象それぞれで装飾の様式、鮮やかさはまちまちなので、それを競うのです。それ以外にも象たちのポロや人間十数人vs象一頭の綱引きなど夜の7時に花火が上がるまで続きます。
こんな象たちを見たことない!と言わんばかりに観光客は象さんに近寄り、お祭り無視でいつの間にか写真大会に変わっていたような…。
そんなこんなでお祭り会場を後にしましたが、その翌日となると町はもっと盛り上がり、バスでの移動中車内から見えた現地の人々はみんな頭から粉をかぶり、全身カラフル人間。ある意味楽しそうという怖いもの見たさはありますが、色の濃いものだと2~3日取れないそうです。それでも参加してみたいという方、是非挑戦してみてください。粉をかけられても「気にしないで」下さい。もちろん汚れても構わない服装でお越しくださいね。
今回はお祭りに関してでしたが、それ以外にももちろん見るべき所は盛りだくさん。人生で一度は訪れたいと多くの方が口にする国インド。インド全国には28もの世界遺産があります。今回13日間で駆け巡ったそれは10。そんなインドへ是非一度!(篠原)
| 固定リンク
「アジア情報」カテゴリの記事
- 地上からも上空からもヒマラヤ山脈とアンナプルナ山群を堪能!(ネパール)(2017.12.28)
- 酸っぱいけど甘辛い?カンボジアの「お漬け物」(2017.12.27)
- お釈迦様入滅の地、クシナガルへ(2017.12.15)
- ネパールの生きた女神、クマリにびっくり!(2017.10.20)
- 幸せの国ブータンに幸せを運んだ日本人がいた!(2017.09.07)
「世界のお祭り情報」カテゴリの記事
- モンゴルの国民的祭典、ナーダム祭(2017.08.09)
- チェスキークルムロフの“薔薇祭り”にて中世にタイムスリップしてきました!(2017.07.13)
- 一足早い夏祭り、リスボンで一番盛り上がる聖アントニオ祭(別名イワシ祭り)(2017.07.05)
- バラ摘み体験とパレードを堪能!カザンラクのバラ祭り(ブルガリア)(2017.07.04)
- 「中世の雰囲気を味わうことができるタリンの旧市街祭り!(バルト三国)」(2017.06.29)
「世界のホテル情報」カテゴリの記事
- ポサーダでゆったり貴族気分の旅(ポルトガル)(2017.12.07)
- 「マッターホルンが一番美しく見えるホテルリッフェルベルクホテルに宿泊!(スイス)」(2015.08.05)
- ポサーダで快適ホテルステイ(ユーラシア旅行社で行く!ポルトガルツアー)(2014.06.12)
- 「愛情に溢れる国、グルジア!!」 (2011.07.26)
- 『雪景色の町はまるでブリューゲルの世界』 (2010.12.27)
「世界の自然情報」カテゴリの記事
- 青きドナウの果てに出会った景色(2017.11.10)
- 今話題の絶景、氷のトンネル(アイスランド)(2017.09.22)
- インドでサファリ!?(2017.03.07)
- 1度で5度美味しい!ウユニ塩湖を満喫(ボリビア)(2017.02.15)
- きつかった!でも行ってよかった!!セコン湖ハイキング(ネパール)(2017.01.10)
「世界の料理情報」カテゴリの記事
- 島国なのにグルメの代表はヘルシーな牛肉!(バヌアツ)(2017.10.26)
- チーズの香り漂う、トスカーナの田舎町、ピエンツァ(2017.09.12)
- 安くて、美味しくて、楽しい!北スペイン、バスク地方のバル巡り(スペイン、フランス)(2017.02.16)
- ハプスブルク家御用達?創業1569年の老舗パン屋さん(2016.08.03)
- 10日間、毎日がハイライト!豊かさを実感したイタリア(イタリア)(2016.05.10)
「世界の歴史情報」カテゴリの記事
- ヨーロッパ文明の礎、燦然たるギリシャの歴史(2017.03.23)
- 遥かな時を越えて、ポルトガル大航海時代と日本の関わり(2016.11.04)
- クリスマスに訪れた五島列島、心癒される教会群巡り(2016.01.08)
- インドへの旅の途中、玄奘三蔵が立ち寄った地・高昌故城(中国・新疆)(2015.11.24)
- 大きな歴史の舞台は小さな古都レーゲンスブルクから(2015.11.10)
「世界の宗教情報」カテゴリの記事
- ウズベキスタンの古代仏教都市テルメズ訪問。故加藤九祚先生の功績にも触れました。(2017.10.24)
- 多様性の中の統一(インドネシアの宗教観に触れる旅)(2016.11.08)
- ドイツでロマネスク探し(2016.11.02)
- ルーマニアの祝日、聖母マリア被昇天祭(2016.09.09)
- お釈迦様の誕生日に行われる、釜山・三光寺の提灯祭り(韓国)(2016.06.07)
「世界の民族情報」カテゴリの記事
- 少数民族のルーツを求めて、“少数民族街道”を往く(中国雲南省・ベトナム)(2016.12.16)
- アジアの山岳地域に暮らす少数民族に出会う(中国・ベトナム)(2016.04.05)
- カリブ海の民、クナ族の島(パナマ) (2016.02.12)
- 「大地の芸術品」!元陽に残るハニ棚田(ユーラシア旅行社で行く少数民族ツアー!)(2015.03.31)
- 2000年もの時をかけて造られ、守られているフィリピン、ルソン島北部の棚田(2015.03.18)
「世界の文化情報」カテゴリの記事
- 技術の国で「大人の社会見学ツアー」開催!!(ドイツ) (2017.03.31)
- クリスマスに訪れた五島列島、心癒される教会群巡り(2016.01.08)
- 2000年もの時をかけて造られ、守られているフィリピン、ルソン島北部の棚田(2015.03.18)
- モンゴルの移動式住居「ゲル」(ユーラシア旅行社で行くモンゴルツアー)(2014.07.08)
- 次期世界遺産候補、ドンラム村を訪ねて(ユーラシア旅行社で行くベトナムツアー)(2014.03.05)
「世界の鉄道情報」カテゴリの記事
- 進化を続ける南疆鉄道(新疆)(2016.11.24)
- ウズベキスタンの高速鉄道(ユーラシア旅行社で行く中央アジアツアー)(2014.10.22)
- 秋のオーロラとVIA鉄道を楽しむ(ユーラシア旅行社のカナダツアー)(2013.10.25)
- グルジアからアルメニアへ、列車に揺られて夢心地 (ユーラシア旅行社のコーカサス三国ツアー)(2013.08.09)
- 列車に乗ってアメリカ大陸を横断(アメリカ)(2013.06.19)
「世界の芸術情報」カテゴリの記事
- ベルリンフィル・ジルベスターコンサートで締めくくった2016年(2017.01.25)
- ウィーンフィルニューイヤーコンサートで幕を開けた2017年(2017.01.26)
- 音楽の都ウィーンの舞台で「第九」を歌う(オーストリア)(2017.04.12)
- 必見!ブレゲンツ湖上オペラのバックステージツアー(オーストリア)(2016.09.01)
- デベソで万歳! 奥トスカーナの古寺巡礼(2015.12.02)
「世界の動画」カテゴリの記事
- チョべ国立公園、ゾウの水遊び (ユーラシア旅行社で行く、南部アフリカのツアー)(2013.11.15)
- 隠れ文化遺産!?東トルコのヴァン猫 (2010.08.25)
- セイロン、スリランカの古都キャンディ(2009.07.23)
- ピンクシティでHAPPY HOLI(北インド) (2009.03.16)
- マデイラ名物トボガン(ポルトガル)(2008.02.13)
コメント