2009年3月24日 (火)

ベンガル人は好奇心のかたまり!

01 先日「バングラデシュ歴史文化探訪とシュンドルボンクルーズ」の旅より帰国しました。世界遺産にもなっている世界最大のマングローブ林を有するシュンドルボン国立公園を始めとする豊かな自然があり、伝統的なかわうそ漁を見たり、懐かしい田園風景、草のにおいなどが日々の生活で張り詰めてしまった緊張の糸を緩めてくれます。

02 今回の旅で最も印象に残ったのは、「バングラデシュ人(ベンガル人)」です。最初の観光地でバスを降りた瞬間、ワッと人々に取り囲まれました。通常だったら、スリなどに狙われているのではないかと警戒する所ですが、この国の人々は若干違います。まだまだ外国人を見慣れていない彼らは、単なる好奇心で我々をもの珍しそうに観察しにやってくるのです。

我々と一緒に観光地を歩きだすとその数は次第に膨れ上がり、最終的には大所帯となりお客様の姿も彼らに埋もれて見えなくなってしまうくらい。始めはとまどっていましたがだんだんとお客様も慣れていき、一緒に写真を撮ってくれとせがまれてスター気分で写真撮影に応じたり、サインを書いたり…。

03 さらに、街を歩いていると決まって「どこから来たの?」「日本だよ」「日本かぁ」と満足そうな顔で去って行く。そしてどこからともなく違う人が現れ、同じ会話を繰り返す。時には「名前はなんだ?」と突然聞いてきて、答えると名前を連呼しながら去って行く…こんなやりとりが滞在中幾度となく繰り返されます。見知らぬ訪問者に子どもたちは目を輝かせる…こんな素朴でありのままの心こそが、今の私たち日本人が求めるものなのかもしれません。

ベンガル人は明るく、好奇心でいっぱいです!経済的に貧しくても笑顔が絶えることなく、たくましく生き抜く人たちと向き合い、生きることの素晴らしさ、生きることの喜びについて深く考えさせられました。まだまだ旅行先としてはマイナーな国の為、ガイドブックもほとんどなく出発前は想像できなかった未知なる国は、私たちの発展途上国に対する先入観や人生に対する価値観を揺さぶってくれる、カルチャーショックの宝庫でした。(村上大嗣)
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