2009年4月30日 (木)

アンティグアの華やかな聖週間(グアテマラ)

Photo 先日「グアテマラ・ホンジュラス・エルサルバドル大周遊11日間」の添乗より帰国致しました。

今回のツアーは、1年に1度の聖週間の時期にグアテマラの古都アンティグアを訪れるツ限定ツアーでした。

日本にはあまり馴染みのなしイースター、聖週間(セマナサンタ:スペイン語)はキリスト教国では非常に重要な行事です。イエスキリストのエルサレム入場から始まり、復活までの1週間を指し、中南米ではグアテマラの京都とも言えるアンティグアでのイースター(聖週間)の規模が最大です。

今回のツアーでは、その聖週間1週間の中でも1番重要な、聖金曜日つまりキリストが磔になる日を見てまいりました。

バスでグアテマラ中央高原をマヤの村々を後にしながら、アンティグアへと進んでいきました。途中、今年のキャンペーン、「マヤの人々の民家訪問」で、マヤ民族の一家の一般家庭へお邪魔しました。その家庭は、丘の上にありお庭からは近郊アンティグアの町が一望できます。

「ドォーン♪」

と行進のような音楽のエコーが聞こえてきます。気持ちはもはや聖週間へと焦り、今すぐ飛んで行きたい気持ちに皆がなっていたと思います。

Photo_2 アンティグアの聖週間は毎年数十万の観光客が訪れ、アンティグアの町が1年で1番活気づく時期かもしれません。スペイン・コロニアル調のパステルカラーの美しい哀愁漂う町並みと、町を背後に見守るアグア山がアンティグアの特徴です。

着いてすぐに、聖週間の活気を目の当たりにしました。美しいアルフォンブラ(絨毯)と呼ばれる花びらやおが屑で作られた絨毯を人々が手でせっせと作っています。その上をじきにキリスト像やマリア像の山車を担いだ人々が通ります。目の前に吹奏楽団だ通り、ローマ兵に扮したグアテマラ人が行進します。

古都アンティグアを徒歩観光しながら、正午昼食を食べにレストランへと参りました。そこで美味しいグアテマラ料理を楽しみ、レストランを出発しようとしたら、突然音楽が聞こえて来ました!目の前を山車が通ったのです。Photo_3

どこを何時に通るか正確には決まっていない山車一行です。いつもは音楽が聞こえる方、人が向かう方向へと足を運び、山車を見つけます。しかしながら今回は、偶然にも満腹で幸せに浸っていた私達の前を山車(パレード)が通りました。

山車を担ぐために、グアテマラ人は教会にお布施を払い、抽選で担ぐ人を決めます。日本のお御輿に似ていますが、雰囲気はもっと重く、担ぐ人々の表情もあまり明るくありません。それもそのはず、非常に重い像と土台を子供達、そして女性たちが運ぶのです。その荘厳な雰囲気に圧倒され、人々は息を呑みます。

1日たっぷりとアンティグア聖週間の観光を楽しみ、日本にはない異文化体験を致しました。来年は4月上旬です!是非、グアテマラでマヤ遺跡を探索するなら、聖週間の時期もお勧めです。祭りは人が多いから嫌だとおっしゃる方、聖週間は日本のGWです。グアテマラ人をはじめ、中米の人々が家族団らんを楽しむので、遺跡や道路はとても空いていて、独占状態でした!是非、来年お出掛け下さい。(坂岸)

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コメント

坂岸さん。すてきな旅行記拝見させていただきました。
こんにちは。グアテマラ長期滞在中のやまかわです。
私も以前、まるまる一週間、アンティーグアを滞在してたっぷりサマナサンタを堪能したことがあります。
道路をきれいに花などで絨毯上に敷き詰めるのは、大変時間がかかりますが、行進して通り過ぎるには、あっと言う間ですよね。それぞれの行進もいろいろな服装があり、目を楽しませてくれますよね。
グアテマラ人一般は、地方などに旅行にでますので、首都やアンティーグア近郊の道はすいていますので、まだの方は、いつかぜひマナサンタのお祭りを見に来てください。

投稿: やまかわ まもる(ペンネーム) | 2009年9月18日 (金) 04時55分

やまかわ様

コメントありがとうございました。坂岸は現在海外におりますので、帰国後にまた返信させて頂きます。

投稿: 管理人 | 2009年9月18日 (金) 10時13分

やまかわ様

添乗で、ベネズエラに行っておりました為、ご返信が遅くなり申し訳ございません。

コメントを頂きましてありがとうございます。

アンティグアのセマナサンタは、とっても色鮮やかで、町中の人々が、その空気と空間を満喫しているようでした。彼らの一生懸命山車を背負う表情と、明るい眼差しが忘れられません。
グアテマラに長期滞在とはうらやましいです。

HPとても楽しく拝見致しました。
またグアテマラに赴ける日を楽しみにしてます。

投稿: 坂岸茉莉 | 2009年10月 1日 (木) 14時15分

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