2009年4月24日 (金)

奇岩の修道院メテオラ

先日「ギリシア三大ハイライトを巡る 10日間」より帰国しました。
Cape_sounion_2 4月上旬はまだ少し涼しい日も時々ありましたが、それをも補って余りあるくらいに、沢山の野花が咲き乱れるとても綺麗な季節でした。遺跡の中を歩いていると足元の野花にも目が行き、ちょっと得した気分です。

三大ハイライトのひとつであるメテオラは、奇岩の上に修道院が建つ絶景の場所です。カランバカという町のホテルからバスでメテオラに向かう時、最初は山道を登っていくようにして走って行くのですが、いつの間にか奇岩群の中に入り込んでいて、そしてそのうちのいつくかの奇岩の頂上に、修道院が建っているのが見えてきます。Meteora_2 今回、最初に見えたのは、「アギア・トリアダ修道院」でした。この修道院が建つ岩は、頂上よりも下の方が幅が狭い、最も不安定そうに見える修道院ですが、最も絵になる眺めでもあります。バスを停めて写真をパシャリ。そして更に進んで行くと、3つの修道院と3つの奇岩が一度に見えてくるようになります。「あれがルサノウで、あっちがヴァルラームで、向こうがメガロメテオロンです」という状況で、目がとても忙しい。この修道院の数々は、11世紀以降に、頂上からロープを垂らして下から石材などを持ち運び、隠修士たちが建てたそうです。また、頂上と下との人の行き来にも、このロープを使っていました。もちろん、私たちは20世紀に造られた階段で修道院の中へ入ります。中はギリシア正教のイコン画で飾られた教会や、食堂、ワイン倉庫など、当時の修道士たちの生活の様子が窺えます。
絶景のメテオラ、是非一度訪れてみて下さい。(飯岡)

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