チュニジアで見たナチュラルカラー
周遊というだけに、北から南へ。そして東へ行き、また北へと戻っていきます。トズールはチュニジアの北西部に位置するサハラの入り口。早朝トズールのホテルを出発し4WDに乗ってサハラ砂漠を目指します。ふと窓の外を見ると、空には三日月。そして空の下の方がうっすら赤くなっていました。その時の空は赤、紫、紺青のグラデーションがかった色で、何とも言えないくらい美しかったです。そして砂丘に到着。今か今かと日の出を待ちわびるお客様。辺りは静寂に包まれ、やっと砂丘の端から太陽がお目見え。平凡な感想にはなりますが…朝が来た!という感じでした。
砂漠ではベルベル人の衣装を着てラクダ乗り。皆様まるでキャラバン隊かのようでした。
サハラを後にし、ショット・エル・ジェリドというチュニジア最大の塩湖を横断し、東の地中海沿岸を目指していきます。東へ行くと今までとはまったく違う雰囲気。地中海沿岸の町スースは、シチリアまで海上直線距離100KMの場所です。やはりどこか欧州の香りが漂っています。そして北へと戻りチュニス郊外のカルタゴやブラレジア、ドゥッガといったローマ遺跡の残る街。遺跡へ向かう車窓からは緑の丘陵地帯が広がります。マルガリータと呼ばれる黄色い花や小麦畑も生い茂っていました。
都会の喧騒の中では気づかない自然の生命。
乾燥地帯では渓谷や砂漠の土色と青空。そして朝日の赤い色。沿岸近くでは輝くブルーの海と青空。白い壁と青色の窓枠の家。肥沃な地帯では若緑と青空に色とりどりの花々。
今回は3月下旬出発だっただけに春の雰囲気も楽しむことができました。青と白の世界チュニジア。これからますますお天気も良くなり、きっと素敵なチュニジアンブルーに出会うことができると思います。 (内野)
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