万里の長城を訪ねて、中国・河北省の旅
現存する万里の長城を訪ねて、中国は河北省の旅へ添乗してまいりました。万里の長城、と言えば中国を代表する世界遺産ですが、東西総延長8,851.8kmに渡るこの遺跡を一目で見渡す、ということはできるわけもなく、この度は北京近郊から東の部分の8ヶ所の長城を訪れてきました。訪れたのは東から順番に、老龍頭長城、山海関、黄崖関長城、司馬台長城、金山嶺長城、古北口長城、慕田峪長城、八達嶺長城です。
かつてはちょっとした登山だった長城観光ですが、最近ではある程度まではケーブルカーで登れる場所も多くなりましたので、比較的どなたにも長城を訪れて頂くことができるようになりました。が、やはり実際に自分の足で歩いてこその長城の旅です。自然の山並みにそって石が積まれているので、場所によってはその勾配や距離になかなか苦労することも。建築時の苦労も偲ばれます。けれど楼閣の高みに登り、連なる山並みに延々と伸び行く長城を眼下に見下ろした時の感動といったら!中国の広大な大地を這う、まさに万里の龍たる光景です。
それにしても大地に壁を造って領土を区切るというこの発想の、何という大胆にして雄大なことか。そしてそれ程までに歴代の帝国に脅威を与えた異民族の勃興の歴史に思いを馳せずにはいられません。
ところで、秦の始皇帝が造ったというイメージの強い万里の長城ですが、歴代の皇帝達が増築を重ね、現在では明代の部分が残っている箇所が殆ど。山海関など関所の跡も興味深いものです。
また、河北省には清代の皇帝の広大な別荘「避暑山荘」(承徳にあり、敷地内に湖も草原も山さえもあるほどの広大さです!)と「外八廟」(小ポタラと呼ばれる普陀宗乗之廟などの有名な寺院群)や、代々の清の皇帝の墓「清東陵」(康熙帝や西太后の墓も)など、ぜひ訪れたい世界遺産が目白押し。承徳の山菜料理や杏、秦皇島のシーフードも美味しく、歴史好きの方にも眺望を期待される方にも、きっとお楽しみ頂けます。
あわせて西域の長城も訪れて、この世界一巨大な世界遺産の全貌に迫ってみませんか!
(長崎 若葉)
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