2009年7月 7日 (火)

ヨーロッパの最北端、ノールカップへ!~真夜中でも太陽が沈まない?!~

07ok_4 先日、「北欧物語 15日間」より帰国致しました。

 今回のツアーは、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、デンマークの4カ国を寝台列車や豪華客船、フェリーなど、さまざまな乗り物を駆使して回ります。弊社が取り扱っている数ある北欧ツアーの中でも、例年最も人気のあるツアーです。 特に、個人ではなかなか訪問することが難しい、ヨーロッパの最北端ノールカップの訪問は、本ツアー自慢の観光地となっています。

  北欧諸国はまさに今、厳しい寒さの冬を終え、夏のベストシーズンを迎えています。北欧といえば、冬のオーロラ観測で有名ですが、この時期の魅力は、何と言っても「真夜中の太陽」です。

朝になれば日が昇り、夕方になれば日が沈む。こうした自然のサイクルを当たり前のこととして生活している私たちには、少し想像しにくいことですが、北欧、とりわけ北極圏以北では、この時期、真夜中になっても太陽が沈みません。この神秘的なまでの自然現象は、北の大地、北極圏に足を運んでこそ実感頂けます。

今回のツアーは、ヨーロッパ大陸の最北端、ノールカップで真夜中の太陽をご覧頂くことが最大の魅力。ノールカップは、ヨーロッパの大地が、北海へと消える北の果て、マーゲロイ島の最北に位置する岬です。北緯は71度10分21秒。札幌が北緯43度0分、東京が35度45分ですので、ノールカップがいかに地球の北に位置しているかお分かりいただけるでしょう。このノールカップでは、今年は5/11~7/31までの約3ヶ月弱、太陽の沈まない夜をお楽しみ頂けます。05ok_3

ノールカップに向かうための拠点は、北部ノルウェーの重要な漁港、ホニングスボーグ。ノールカップ地方自治体の中心地となっている、人口2,800人の小さな町です。1954年にノールカップまでの34kmの道路が開通したおかげで、ノールカップ観光はかなり楽になりました。

それでも、さすがにここまで来ると、バスの車窓から見える景色はどんどん殺風景になります。森林限界を超えているため、木も緑もなく、生命観がまるでありません。灌木とツンドラ地帯が続き、時々トナカイが現れるだけの荒涼とした大地が広がるのみ。ところどころに点在する小さくカラフルな家々は、まるでおもちゃの置物ようで現実味がなく、とても人が住んでいるとは思えません。このままバスで走り続けると、やがて大地がプツンと切れて、地の果てに落ちてしまうのではないかという恐怖感さえ覚えてしまう、そんな地です。今でこそ、観光客で賑わいますが、かつては、先住民族サーメ人たちが生贄を捧げていたとされる神聖な地でもあります。11ok

幸い今回は、好天に恵まれ、天候が不安定なノールカップでも、見事な快晴でした。深夜0時を迎えても、輝く太陽は地平線に沈むことなく、幻想的な光を放って輝いていました。深夜も過ぎ、眠たい目を擦りながら太陽を眺めていると、ゆっくりと太陽が昇り始めていく様子が分かります。また数時間には、次の日の朝がやってくるのです。私たち人間の力が及ぶことのない、地球が織り成す神秘的な現象に感動せずにはいられませんでした。09ok

この短い夏が終われば、今度は逆に、昼間でも太陽が全く出てこず、薄暗い日が数ヶ月続く厳しく長い冬がきます。北欧に訪れる僅かな夏は、寒さの厳しい北欧の人々にとって、まさにバカンス!夜が来ても、眠っている暇などありません。長く明るい夜を、カフェのオープンテラスで過ごしたり、ジョギングや散歩をする人たちで夜遅くまで賑わっています。

しかし、私たちは油断禁物!この神秘的な自然現象は、感動と引き換えに寝不足をもたらします。太陽が全く沈まない世界に放り出された私たちは、体内リズムのコントロールを完全に失ってしまったようです。例えば、夕食を食べていても、昼食を食べているような感覚になったり、カーテンから差し込む光が眩しくて、はっと目覚めるとまだ深夜だったりするわけです。しかしこれもまた、真夜中の太陽を身をもって体感できる出来事といえるでしょう。

今年中に真夜中の太陽をご覧頂くことは、難しくなりましたが、来年のご旅行に、北極圏で真夜中の太陽の日を浴びてみてはいかがでしょうか。(兼井)

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