遠くても近い?共通点があるところ。それが、「イースター島」(チリ)
先日、「謎のイースター島と魅惑のタヒチ 8日間」の旅より帰国しました。今回の旅は、新・世界七不思議の1つとされる巨石文化のモアイ像と南太平洋のリゾート地!エメラルドグリーン色の海が眼前に広がるタヒチを満喫することが出来る贅沢な旅です。
タヒチはフランス領ポリネシア、イースター島はチリ領パスクア島であり、現在では国が異なりますが、その起源は同じポリネシア人になります。そして、更にその起源を辿りますと、何と!!私たち日本人と同じモンゴロイドであると考えられています。起源をモンゴロイドとする海洋民族が、東南アジアへ南下し、そして更に!!南下を続け、広大なポリネシア・トライアングルと呼ばれる領域を作り出したと考えられています。
現在では異なる国に所属するタヒチとイースター島ですが、同じ海洋民族が起源とされているので、その文化、言葉が非常によく似ています。タヒチには、マラエという祭壇遺跡があり、ツアーでもその1つに訪れますが、マラエには、古来より守り神として愛されているティキ像が置かれていました。このティキ像がイースター島に伝わり、モアイ像へと独自の文化を形成していったと考えられています。またモアイもティキ像と同様にアフと呼ばれる祭壇上に祀られている点も、とてもよく似ています。ただティキ像の方が、少々不気味に描かれ、モアイは愛嬌があるように描かれている気がするのは私だけでしょうか?
この祭壇ですが、村での大切な行事を行う場所、特別な階級者たちのお墓として使われていたという使用目的も似ており、またイースター島のモアイも住民の守り神として祀られている点もティキと本当によく似ています。
今回の旅ですが、8月のイースター島は日本とは季節が逆になるので、冬の為、雨季に相当しますが、今回ラッキーなことに強風も雨もほとんどなく、お天気に恵まれた旅となりました。イースター島のタハイ村では、夕陽が水平線に沈む姿を見ることは叶いませんでしたが、大きく伸びる雲が赤く染まり、幻想的な美しい世界が作り出され、その世界に佇むモアイの姿は・・・・言葉にならない!ただただ感動で、見惚れるばかりでした。また、ラッキーなことに、特別にカリカリダンスショーが行われていたので、海とモアイをバックに繰り広げられるショーもまたとっても素敵でした。
タヒチでは、エメラルドグリーンのキレイな海が晴天により更に美しく青く輝き、モーレア島と青い海のコラボレーションもとっても印象的でした。また夜は、首都圏の夜空に慣れているものからすれば、まるで天体がプラネタリウムの様!!沢山の星が夜空に輝き、南十字星や天の川もはっきり見ることが出来ました。また旅には食も重要チェック事項かと思いますが、タヒチ、イースター島も海に囲まれた島ですから、魚がとっても豊富なので、日本以外でも新鮮な美味しい生のお魚を食べることができます。特にマグロが有名なので、自由時間に、町のカフェでサーモンやマグロのサラダをとても美味しくいただきました。
モアイの巨大さ、モアイの種類の多さ、表情がそれぞれ違うこと!!日本から大分離れている所だけれど、共通点、接点があることなど、これらの事実は訪れてみないことには、実感することが難しいです。タヒチ経由でイースター島に向かえばヨーロッパ各国に行くのとあまり変わらない飛行時間で辿りつくことができますので、是非是非、日本でも馴染みのあるモアイ。その生モアイを見に足を運んでみてください。
(深澤 亜紀)
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