壁崩壊20周年に沸くベルリンへ
今回は、今年でベルリンの壁崩壊20周年を迎え活気に溢れるベルリンにスポットを当ててご紹介したいと思います。
私達は、古都ドレスデンよりベルリンへやってきたせいか、非常に斬新、かつ素晴らしい建築群が立ち並ぶベルリンの街に圧倒されっぱなしでした。
ベルリンの象徴であるブランデンブルク門を始め、数々の近代的なドイツ建築群。
今、世界で最も注目を浴びている街であるといっても過言ではありません。
現在は華やかでエネルギッシュな面がクローズアップされていますが、その裏には、東西ドイツ統一前の暗黒時代があったことも決して忘れてはいけません。
1989年11月9日。壁崩壊。
私達は東西ドイツの足跡を辿るかの様に、壁博物館~チェックポイント・チャーリーへと足を向けました。壁博物館内には、壁の建設~壁崩壊後までの旧東ドイツの人々の生活や、実際に旧東ドイツの人々が西ドイツへどの様にして逃亡したのかがリアルに再現されていたりと、胸が締め付けられる思いで一杯でした。
更にその後、チェックポイント・チャーリーへと参りましたが、ここは旧東西ドイツ時代の検問所でした。旧東ドイツの人々の自由への窓口の様なもので、その検問は非常に厳しかったそうです。
壁崩壊によって旧東ドイツの人々に自由が手に入り豊かな暮らしになったことは、本当に喜ばしいことだと心から感じました。
そして、ベルリンでの最後を飾るに相応しいシャルロッテンブルク宮殿内でのディナー&コンサートで旅は締めくくられます。ゆっくりと優雅にディナーを味わった後、コンサートとなりますが、モーツアルト風の衣装を身にまとったベルリンレジデンツオーケストラによる素晴らしい演奏が繰り広げられ、暫し夢心地のひと時でした。
丁度、熱気溢れたベルリン世界陸上も終了したばかり。マラソン中継では緑豊かなベルリンの町が映し出されていました。
今年は壁崩壊から20周年、そして来年はドイツ統一20周年を迎えます。この記念すべき時期にエネルギッシュ、かつ華やかなベルリンを訪れてみてはいかがでしょうか。 (井手 麻美)
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