2009年8月 5日 (水)

氷山と生活する町、グリーンランド・イルリサットへ!

03_2 先日、「アイスランド西部の大自然と氷山の町、グリーンランド・イルリサット12日間」から帰国しました。このツアーのハイライトは2004年世界遺産に登録された北極までわずか250kmの地点にある「イルリサット」を訪れることです。「イルリサット」はイヌイットの言葉で「氷山」を意味しますが、その名の通り、高層ビルに匹敵する大きさの無数の氷河が海に浮かぶ光景を町から眺め、想像を絶する迫力ある風景を堪能することが出来るのが特徴です。また、町の近くに位置する最後の氷河期に作られた氷河とフィヨルドからなるイルリサット氷河は特に有名で、標高1200mから海まで続く広大な氷河であり、世界最速毎年7km(一日19m)で流れ、氷のまま海へ注ぐ様を上空から見ることが出来ます。イルリサットの夏は短く、5月下旬から8月上旬までが太陽が沈まないベストシーズンとなります。その反対に11月から1月は全く太陽が昇らない過酷な場所に位置しています。今年、アイスランド航空がアイスランドからイルリサットまで直行便を就航!非常に訪れるのが困難であったイルリサットへ比較的容易にアクセスが可能となったため、このツアーが実現しました!

02_2 アイスランドのレイキャヴィックからグリーンランドのイルリサットに向かう飛行機の窓から青色と白色にきらきらと輝く無数の流氷を眼下に見ることができ、これから始まるグリーンランドイルリサットへの旅への期待が一気にふくらみました。そして、飛行機を降り立ったイルリサットの町の至る場所から望むことの出来る100mもの高さの無数の氷山。その壮大さは息を呑むほどの迫力です。氷山は常にゆっくりと動き、毎日衝突や反転を繰り返すので一日たりとも同じではなくあきさせません。

01_2 中でも一番感動したのが白夜の中、「ミッドナイトサンクルーズ」です。ありったけの防寒具を着て、漁船のような船で出発。いくら白夜といってもここはグリーンランドの海の上。夕方ともなると体感温度は下がります。夜中0時近くになると氷の峰々が淡い桃色から次第に茜色に染まり息を呑むほど美しい光景が広がりました。町の展望台からでも十分に氷山の迫力を満喫できますが、迫り来る氷山の近くまで寄ることのできるボートクルーズからの眺めはやはり別格です。茜色の空を背景に輝く白い姿がまぶしく、神秘的な光景は言葉を失うほどに神々しく胸を打たれました。船長さんが海に浮かんだ氷山から崩れ落ちた氷のかけらを取り、スコッチのオンザロックをふるまってくれました。スコッチの中に氷を入れると水泡が出てきます。これは氷に閉じ込められた数万年前の大気がはじける音。氷の中に歴史が刻まれていることを改めて実感する瞬間でありました。

ご参加頂いたお客様は南極やパタゴニア氷河、東部グリーンランドの地に既に行かれたことのある旅慣れたお客様が多かったのですが、その荘厳な雄姿に時間が経つのも忘れ見入っていらっしゃった姿が印象的です。世界中の美しい場所を見慣れた方々でも非常に衝撃的な体験を出来る「イルリサット」へ是非お越し下さい。(伊藤暁)

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コメント

グリーンランドでは、雪を融かす装置とか持っているのですか?よく雪に埋もれてしまわないかと感心をしております。

投稿: | 2011年11月 9日 (水) 17時22分

コメントいただきまして誠にありがとうございます。

グリーンランドの各町には、除雪車が何台かあります。そのため、町の各所には高い雪の壁が出来ています。ちなみに、都市から都市までの道が存在しないグリーンランドでは冬になると犬ぞりにて雪上を移動可能となります。そのため、イヌイットの人たちは遠く離れた友人に犬ぞりにて会いに行くことができるのが嬉しいと現地で聞きました。

投稿: 伊藤暁子 | 2011年11月10日 (木) 15時39分

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