早春の南部アフリカで出会えたもの (南アフリカ共和国)
先日、早春の喜望峰とビクトリアの滝、南部アフリカ4ヵ国周遊 9日間のツアーから帰国しました。
世界三大瀑布の1つ、ビクトリアの滝や動物の宝庫であるチョベ国立公園、島全体が世界遺産に登録されているロベン島など見所満載のツアーです。
まず最初に訪れたビクトリアの滝はジンバブエとザンビアの国境にある滝で最大幅が1700m、最大落差は108mあります。
今回はその両方の国から見学しましたが、特にザンビア側では、雨のように水煙が飛び、カッパを着ていないと全身ずぶ濡れ状態になります。
でも幸い天気が良かったので、歩いているとカッパも乾き、ビクトリアフォールズ大橋が見える所まで往復約1時間半、歩きました。
途中には虹もかかり、またこの大橋ではバンジージャンプもできるので、順番を待つ観光客の姿も見えました。
そして今回のツアーでは様々な場所でたくさんの動物にも会う事ができ、特にボルダーズビーチのペンギンはかわいかったです。
現在、このビーチには遊歩道が作られていて、入り口から10分くらい歩き、
その途中でケープペンギン(アフリカペンギン)を見る事ができます。
ケープペンギンはその鳴き声がロバに似ている事から別名、ジャッカス(=ロバの意味)ペンギンとも言われ、ここには約3000羽以上が生息しています。
すぐ近くに住宅があり、以前はペンギンの卵を取ってしまう人がいた為、ペンギンの数は激減しました。
現在はペンギンに触ったり、卵を取る事は法律で罰せられますが、それでもまだ減少傾向にあるそうです。
最後に訪れたケープ植物区の保護地域群内にある、カーステンボッシュ植物園は
528ヘクタールという広大な敷地面積を誇り、植物の栽培や研究をしています。
特に今回は早春という事で、たくさんの花を見ることができました。
園内の遊歩道と芝生の上を約一時間半歩き、南アフリカの国花”キングプロテア”や花の先が丸いピンのような形をしている”ピンクッション”、葉っぱが銀色に見える”シルバーツリー”などを見て周りました。
ここにある全ての草花には名前があり、その多くが見たままの名前がついているので、まったく見たこともない草花でも形や色で名前を想像する事ができます。
ちょっとしたクイズをしながら、植物園の一部、約36ヘクタールを歩きました。
それでもまだたったの1/15!丸一日いても足りません。
これから10月頃にはプレトリアでジャカランダの花も咲き、街は紫色に染まります。
また来年にはサッカーのワールドカップの開催地で、今最も注目を浴びている南アフリカを
是非この機会に訪れて見てはいかがでしょうか?
(石井)
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