2009年9月10日 (木)

「乾いたカンボジアの遺跡観光から潤いの湖観光へ」

01

先日8月22日発「水と緑の都アンコールワットと森に眠る巨大寺院ベン・メリア、コーケー7日間」のカンボジアから帰国しました。
日本の夏の時期、カンボジアは雨季にあたりますが、雨季といっても日本の梅雨のように一日中雨が降ると言うことはなく、朝晩にスコールがザーッと10~20分くらい降ってやむというもので、今回のツアー中で日中にスコールに当たることはありませんでした。
カンボジアというとアンコール遺跡観光がメインとなりますので、今回は視点を遺跡から外して、遺跡観光の拠点となる町シェムリアップの郊外にある東南アジア最大の湖トンレサップ湖に注目したいと思います。

04 トンレサップとは、クメール語で“偉大な湖”を意味します。面積は乾季と雨季で異なります。乾季では約3100k㎡が雨季だと7770k㎡と2倍以上の面積に変わります。乾季の面積といっても日本の琵琶湖が670.3k㎡ですので比較しても非常に大きい湖だということがわかります。この湖に訪れたときの見所は、ここで生活する水上生活者とその住居です。乾季では湖で投網をして魚を獲り、生活している人々がいます。

02 住居は浮いていて、乾季から雨季の水面の上昇にも対応できるようになっており、さらに船のように浮かんでいる住居は引越しはなんと家ごと!エンジン付きボートで引っ張られていきます。乾季と雨季では、水上生活者の家々や集落は異なる場所に動き、近所の人が半年ごとに変わるというのも新鮮です。トンレサップ湖の北端、シェムリアップからボートクルーズに出発する船着場周辺の水上生活者の人口は約6500人。水上集落には、学校、教会、電気屋、花屋、商店、ボート修理屋などがあり、しっかりした町ができていたのには驚きです。ときには野菜を小さな船にたくさん載せて家々を周っている移動八百屋さんも。
03 乾季の時期には、猟師さんが膝まで水に浸かって投網をしていた場所はすっかり水に沈み、幹が見えていたマングローブは葉のてっぺんが水面に浮かんでいるように出ているまでに水に浸かり、乾季の光景を知る私は雨季の光景との違いと水量の変化を目で見て感じられることに驚き、また乾季とは比べものにならない水量の豊富さから暑いカンボジアにおいて潤いを感じさせられること、大海のように対岸が見えない光景にトンレサップ=偉大な湖という意味の名前がついたことも理解させられた気がします。
これから乾季の時期になります。水位が下がるとお寺にお供えする蓮の花畑ができたり、雨季の時期お休みしていた猟師さんも投網を始めます。昔からシェムリアップの人々の生活を支えていた大切な湖。トンレサップ湖が観光に含まれたツアーは、カンボジアの6日間(ツアーコードAA06、AAS6)、7日間コース(AA07)、カンボジアとベトナムの12日間(AV12)です。素晴らしいアンコール遺跡を見るのも良いですが、少し視点を変えてのカンボジアの一面を見るのもまた面白いものでお勧めです。(高橋景子)
カンボジアへのツアーはこちら

|

アジア情報」カテゴリの記事

世界の宗教情報」カテゴリの記事

世界の歴史情報」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。