マウンテンゴリラに会いたい!! (ウガンダ)
ゴリラは西ローランドゴリラ、東ローランドゴリラ、マウンテンゴリラの3亜種が存在し、その中でもマウンテンゴリラはウガンダ、ルワンダ、コンゴの山地にのみ棲み個体数も少なく絶滅が危惧されている。度重なる内戦や密猟によって激減したゴリラを守る為に色々な努力や試みが行われ、観光の入場料などはその公園維持費などに使われる。
レンジャーの後について歩くこと約1時間30分。レンジャー達のトランシーバーでのやり 取りが今まで以上に頻繁に行われている。もしやゴリラ発見?!彼等(ゴリラ)を驚かせない為にも、興奮をおさえ皆で口を噤む。静かに、一歩一歩ジャングルの中に足を踏み入れる。声なくレンジャーが指をさした。一斉にその指先に目を向けると、そこには黒い物体。う~ん、でもはっきりわからない。影にも見えるし・・・。その時、別の方向からガサガサッと音とともに現れたゴリラは想像以上に大きく、一瞬後ずさりしてしまう程の迫力だ。回りを見回している。私達も視界に入っているはずだが気になってない様子?安全を確認でもしたのか、その後に続き、次から次へとゴリラ達が私達の前を通り過ぎた。バキッと枝を折ってはムシャムシャと音をたてて草を食べ始める。ずーっと、ひたすら口に草をほおりこむ。すぐ横には仰向けに寝てるゴリラ。足を組んで、まるで人間が着ぐるみを着てるみたいに人間と同じ動き。むくっと起きたかと思ったら、少しお尻を浮かしてブーッと一発。おならの姿まで可愛い!!ゴリラとの対面時間はストレスを与えない為にも1日1時間が原則。声を出さず、心の中でキャッキャと叫びながら、あっという間に1時間はたってしまった。名残惜しいが、彼等の生活をこれ以上お邪魔できません。1時間でも同じ空間を過ごすことが出来ただけでも大満足。
映画の「キングコング」を思い出した。凶暴と思われ怖がられた巨大ゴリラは本当は優しい心を持っていた。厳つい顔で胸を叩いて威嚇する。そんなイメージがなかなかぬけないゴリラ。内戦や密猟の被害に遭いながらも立派に家族を増やし生きている。人間よりずっと平和を愛してるように感じる。
彼らの生きるこの森がずっと彼らを守っていってくれるよう願いたい。
(岩間)
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