2009年10月13日 (火)

ラマダン イン リビア

Ksar 先日「サハラのオアシス・ガダメスとリビア探訪 12日間」のツアーより帰国致しました。今回はイスラム教の断食月ラマダンにかかった為、普段とは違う体験をすることができました。
ラマダン中はご存知の通り、コーランの教えに従い、イスラム教徒は太陽の出ている間に断食をします。ラマダンは新月にスタートし、新月に終わります。今回、ツアーを一緒にまわったリビア人はコーディネーター、ドライバー、ツーリストポリスの3人でした。3人に断食をいつ始めたのか質問したところ10歳、8歳、12歳という答えが返ってきました。ラマダンは妊婦・病人・子供等は免除されていますが、子供がいつ断食をスタートするのかは、家庭によって開きがある様です。

Sunset ツアー中、砂漠を走っている時にタイヤが1つパンクしてしまいました。約1時間かけて、ドライバーさんは気温30℃の中、タイヤを交換してくれました。交換後、ドライバーさんは汗だくになっていましたが、それでもお水を我慢して運転業務に戻りました。彼の固い意思と我慢強さに心を打たれました。
面白いと思ったのは、各都市の日の出と日没の時間を調べることができる一覧表があること。表には首都トリポリの日の出・日没時間の表と、トリポリと各地方都市との時差の表の2つがあり、その2つをみることで今自分がいる町の日の出・日没時間を正確に知ることができます。彼等3人はその表を見て、日没をカウントダウンし、日没と同時に栄養価の高いナツメヤシと喉を潤す為のジュースを貪る様に口に運んでいました。ここまで厳密に、真面目に時間を守ると思っていなかったので、少々驚きを持って彼等の断食を見ていました。
また、日中我慢した分、日没後は、毎晩食べ放題の宴会状態で大盛り上がりです!そうすることで、翌日の断食への英気を養っているようでした。
ラマダン中のリビア訪問は、リビア人の厚い信仰心に触れることのできる良い機会だと思います。 (古橋)

リビアのツアーはこちら

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コメント

古橋さん、リビア旅行中は大変お世話になりました。
本日、集合写真が届きました。ありがとうございますo(_ _)o

記事を読んでリビアの旅のことをいろいろと思い出しました。
ラマダン中のリビアを訪問して、イスラムの伝統と文化をより身近に感じるとることが出来ました。

また、機会があれば古橋さんとご一緒出来たら嬉しいです。

投稿: conanpon | 2009年10月14日 (水) 23時12分

conanpon様

コメントありがとうございました。古橋はちょうど次のツアーに出発してしまいましたので、帰国後に改めてご返信させて頂きます。

投稿: 管理人 | 2009年10月15日 (木) 13時34分

古橋さん、リビア旅行中は妻方々、本当にお世話になりました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

さて、今回のリビア旅行は昨年のシリア・ヨルダン旅行と同様の「ラマダン」の最中でありましたが、同じイスラムであっても、宗派・地域によっても大きく様子が異なっていまして、印象的な旅行でありました。

ラマダン期間中は、旅行者にとっては不便も多少(多?)ありますが、イスラム圏に行こうとお考えの方には、この時期のお出かけを、あえておススメします。
理解できるかどうかは別としても、これほど異文化を感じられるひとときは、ないと思いますから。

投稿: 三の夫 | 2009年10月20日 (火) 20時56分

三の夫様

コメントありがとうございました。
貴重なご意見に重ねて御礼申し上げます。
古橋より改めてご返信させて頂きます。

投稿: 管理人 | 2009年10月21日 (水) 17時10分

conanpon様

コメントありがとうございます。先日、リビアの次に添乗したフランスのツアーより戻りました。

リビアのツアーでは、ラマダンならではの貴重な経験ができましたね。いつもより印象深いご旅行になったのではないでしょうか?

私もまた、いつかconanpon様とご一緒できることを楽しみにしております。

投稿: 古橋 | 2009年10月29日 (木) 18時47分

三の夫様

コメントありがとうございます。

ラマダン中に旅行すると異文化を強烈に感じる・・・まさにその通りですね。その反面、 人間くささを垣間見ると人間は世界中どこでも同じなんだと感じたり。
ラマダンが今回で2回目とのこと。
来年は3回目のラマダンを体験されるのでしょうか?
今から楽しみですね。

投稿: 古橋 | 2009年10月29日 (木) 18時59分

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