2009年11月30日 (月)

聖地の魅力 ~ベツレヘム~(イスラエル)

Church 先日、イスラエルより帰国致しました。10月に外務省の海外安全情報でパレスティナ自治区であるキリスト生誕の地、ベツレヘムの注意喚起が「十分注意してください」に下がったため、急遽、ご案内させて頂くことになりました。
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地であるエルサレムより車でわずか20分。分離壁で仕切られたベツレヘムへ到着し、早速、生誕教会へ向かいました。夕刻、風が涼しくなったころでしたが、聳え立つ要塞のような建物を前に、お客様も私も心なしか興奮していました。

Star 造られた4世紀当初は小さい教会だったそうですが、改修され、今はキリスト生誕の地を守るかのような要塞の形をしています。そんな大きな教会なのに、入口はとても小さく、身体を折って入らないといけません。中へ入り、石造り特有のひんやりした空気を感じながら、ギリシア正教の祭壇横手の長い列へ並びます。実は祭壇の地下には、約2000年前にキリストが生誕した地があるのです。誰もが一目、その聖なる場を見ようと、辛抱強く並んでいました。階段を下ったとたん、空気がとても熱くなりました。誰もがキリストが生まれた(といわれる)場所にある星のマークにキスをし、飼い葉桶があった場所で祈りをささげます。ヨーロッパの人にとっても、イスラエルはさほど近い場所ではありません。それゆえに感動も一入なのでしょう。エルサレムにある聖墳墓教会はキリストが亡くなった場所ですので、訪れる人々もどことなく粛々したところがありますが、ベツレヘムはキリストが生まれた聖地であるためか、訪れる人々の感動も明るいような気がします。聖地の魅力のひとつを垣間見ることが出来る素晴らしい地だと思いました。 (齋藤晃子)

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