ローマ遺跡とサハラ砂漠へ(リビア)
リビアに足を踏み入れますと、元テロ支援国家という怖い、暗いイメージは全くありません!首都トリポリは高層ビルが立ち並ぶ大都市ですし、人々も明るく人懐っこく笑顔で声をかけてくれます。何よりも驚く事は、彼らの信仰心の篤さかと思います。
アルコールは禁止。ツアー中は観光で訪れる私たちも禁酒の日々になります。また、人々は毎日5回の礼拝も行います。今回、ガダメスからトリポリへ向かう道中、たまたま日没の時に休憩を取りました。その間、私たちは砂漠に沈む夕陽をキレイと感動していたのですが、ガイドを始めドライバー、他の地元の人々も車を路肩に止め、メッカの方向を一番星と日没の方角から計算し、メッカの方角を向いて、礼拝をしていました。その信仰心の篤さと夕陽を浴びて礼拝する姿が神々しく、感動しました。
今回訪れたローマ遺跡は、「レプティス・マグナ」、「サブラタ」の2箇所。レプティス出身のローマ皇帝セプティミウス・セウェルス帝の統治時代(紀元2世紀末-3世紀初頭)に最も繁栄した古代ローマ帝国の都市遺跡で、残された凱旋門、神殿、劇場、浴場などの壮大な建築物がきれいに残されており、現代に生きる私たちに往時の繁栄を伝えてくれます。青い海・地中海をバックに広がる巨大なリビアのローマ遺跡に立つと、すぐ近くでローマ人の人々の声が聞こえてくるような気がしました。
観光目玉のもう一つサハラ砂漠滞在。サハラ砂漠滞在中は専用のキッチンカー、コックさんが同行します。ランチメニューは大皿に沢山の種類の豆サラダ!!空豆、ひよこ豆、レンズ豆などボリュームいっぱい。でも、とってもヘルシー!そして夜はスープ、スパゲティー、クスクスなど。砂漠の中でも充実した日本人の口に合う料理を食べることが出来るので、食事の心配は無用!!
サハラ砂漠の醍醐味は、普段の日本の都会生活では味わうことができない、「大自然に触れることが出来る!!」点だと思います。サハラ砂漠がもつ様々な景観―奇岩群が林立する世界、土漠の荒れた大地の世界、どこまでも砂丘が続く砂の世界など―は、見飽きることがありません!!10月は、日中は夏の暑さが残りますが、日が暮れると丁度良い気候でした。砂漠で見た夕陽、朝日、そして星空が、印象的でとっても素敵でした。
後もう1つ!!最近人気がでてきている砂漠のオアシス都市ガダメスの旧市街です。白い家屋が連なり、青空の中、その輝くばかりの白さ、椰子の木々の光景は異国の地ムード満点で、また、部屋の中に入れば、独特の装飾が施されており、これまたエキゾチックなムード満点で、ローマ遺跡、砂漠とは異なる感動を味わえました。(深澤 亜紀)
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